こんにちは!石井ことひじきぼーいです。
先日1月26日(日)に開催しました「RAINBOW SIX SIEGE 企業交流戦 presented by cogme」にて見事弊社のR6Sチームが優勝することが出来ました!!!!!
今日はどうして優勝することが出来たのか、普段どういった練習をしたのか、チームの動きで気を付けている点など全部赤裸々に書き出そうと思います。
メンバー紹介
【HIJACKE.BOY-】
バックオフィス勤務でメディア事業やイベント、制作物全般を担当している石井。チームではリーダーを担当。得意なゲームジャンルはFPS。
【yuh.jp】
SESでディレクションの仕事をしている白川です。普段FPSにおいて突っ込んでいくタイプではなく、後方から狙撃することが多いです!R6SではASHやHIBANAを使っていつもと違う早い展開のプレイをしてました!
【Fayde】
フロントエンジニア。幼少期からPCでFPSをするも大会などの参加は今回が初めて。一か所にとどまれない性格なので遊撃が好み。Nokkも好き。
【HUEKATA】
ディレクションやQAを担当しています。色々なジャンルのゲームが好きなため、時間が足りないのと上達しないのが悩み。
【samoyed】
エンジニア目指して勉強中の福岡です。今回のR6Sでは、テルミットやリージョンで後方支援的な動きを練習してました。リージョンの短パンスタイルがダサくて好き。
なぜ優勝できたのか
「連携」
この一言に尽きるでしょう。ですが、元から連携が取れたわけではありません。
というのも日頃からレインボーシックスシージをプレイしているメンバーは僕(ひじきぼーい)しかいなかったからです(笑)
他の4人のメンバーは、シージ自体遊んだ経験はあるものの、各々メインゲームが違うのです。
なので、このイベントの企画が動き出した際に参加者を募って結成したメンバーになります。
皆さんご存知の通りレインボーシックスシージは情報戦でもあります。ただエイムが良くても情報戦で負ける事なんてよくある話。
どう交流戦までの期間でカバーできるかが僕の中での課題でした。
本番まで1か月半...。
交流戦イベントまで1か月半しかありません。我々は社会人ですので平日は夜の1.2時間しか練習できませんし、土日は各々予定があるので5人全員が揃うなんてことはほとんどありませんでした(笑)。平均して3,4人とか。揃わない時はひじきぼーいのゲーム友達を交えて基本毎日練習をしていました。
交流戦出場メンバー5人が揃い始めてきたのは本番まで2週間を切ったくらいのタイミング。大会が近くにつれモチベーションは上がっているようでした。それでも毎日は揃いませんでした...(泣)
メンバーの現状は...
最初は全く連携が取れず、勝てるわけない状況でした(笑)。
1試合毎に振り返り、問題な事案を改善するためにどうするか話し合う日々。
ゲーム好きでFPSゲーマーが多い弊社にとって「FPSタイトルだけは良い成績を残したい!」「社長の顔に泥を塗ることはできない」のです。(弊社代表は元日本一のCoDスナイパー)
どうすれば味方のスキルが上がるか、どうすれば分かり易く伝えられるかを考え行動していました。
ただ、私ひじきぼーいはシージのプロではありませんし、「弊社の中ではやっている方」くらいの人間です(笑)
上記の画像を見てもらうと分かりますが、「投げ物を投げる」「敵がどこにいるかの報告」「詰めるときなどの連携や報告」は本当にできていませんでした。
マップ名称は僕自身も全て覚えきれていないので、結構適当に報告してました(笑)コンパスを見て「S!!!」とか「NWの方!」「階段から来てる!」とかそんな感じです(笑)
ですが、そういったコンパスを使っての報告すら最初は無く、倒されたら倒されたままで僕が「どこにいる?」という事を言わないと報告してくれないような状況でした。
もっと言えば最初の方はドローンすら回さなかったですし、これはどっから手を付ければ・・・と前述のゲーム友達と頭を抱えていました。
どう練習したか
実際にプレイして実戦経験を積まないと何も始まらないなと思ったので、今回の大会と全く同じルールの「アンランク」で練習をすることにしました。「ランク」でやらなかった理由は単純に相手のレベルが高いからです。最初のうちはアンランクで良いだろうという事で選択しました。
最初は基本操作を覚えてもらう所からスタート。また、オペレーターは各々所持している数が違うと思うので、まずはパッと見で好きなオペレーターを選択してもらう形を取りました。もちろんアビリティなどの最低限の確認は含めて!
メンバーは「分からないことが分からない」状態だったので1つ1つ僕が知っている知識内でそのオペレーターやシージを解説し、落とし込みを行いました。
気をつけた点としては「○○の時の状態は△△するといい」「○○のオペレーターは△△のオペレーターと相性がいい」「防衛の○○のオペレーターを警戒して△△のオペレーターを出そう」などその場の状況に合わせて解説することを心がけていました。
次第に4人ともシージの特性とオペレーターを理解し、最初ボコボコにされていたアンランクもなんとか数ラウンド取得できるようになっていきました!
試合後の反省会にプラスしてシージに関する、ひじき的に良いなと思った記事や動画は即座に共有するようにしました。
実際皆が見てくれたのかどうかは分かりませんが、僕の熱量が一番高かったのは間違いないので率先して色んな情報を投げまくりました。その時、この熱量の差が強要にならないように考えるのが大変でした。
そして、上記のYouTubeチャンネルを主な情報源とし僕は個人的にプロシーンの研究や日本でトップクラスで世界でも戦えるレベルを持つ野良連合所属の方のYouTubeや配信なども確認しました。そういった情報を元にメンバーへ落とし込み、予備知識として小技なども解説。
どうにか勝ちたくて詰め込みすぎた結果、頭が爆発するかと思いました(笑)
何よりこの勝てないだろう状況からどこまで勝てるチームにできるかだけを考えていました。
ただそれが楽しかったし、FPSでは負けたくないという強い気持ちがそうさせたんだと思います。
本番まであと1週間を切った
今までの練習を通してメンバーの動きを録画した試合のデータを見て確認し、誰がどこの役割に就けばいいかを分析し洗い出しました。
※メンバーが1人多いですがリザーブです。
基本的にはその時にメインで使っていたオペレーターとその人の特性・性格を考慮しました。
その後、軽く各々の微調整を行い最終的に攻撃時の役割を以下の通りに。
【HIJACKE.BOY-】
IGL(InGameLeader)を担当。基本的なチームの動き方や侵入経路などを指示する。チームのオペレーターバランスを見て自分のオペレーターをピックするようにしました。
【yuh.jp】
エントリーフラグ担当。マップ内に一番初めに入っていく役割。倒されてもいいので勇気をもって飛び込むことを重要視しました。それによってKDが悪いからダメだとかは全くありません。むしろ敵チームの場所を割り出せチームに貢献できる役割です。
【Fayde】
サブアタッカー担当。エントリーフラグ役の人について行き、カバーを行う。ガジェットなどを使ってエントリーフラグが侵入しやすい状況を作る言わば専属サポート役です。
【HUEKATA】
ルーカー担当。進行方向と逆の方向を常に警戒しつつ味方のカバーをする役割です。HUEKATA自身がフィンカをよくピックすることからこの役割にしました。また、エントリーの2人が詰める時や味方が負傷した際に、すぐフィンカのアドレナリンサージを使ったり、常に周りの状況に気を配るように指示しました。
【samoyed】
サポーター担当。ルーカーとほぼ同じ役割ですが、一番延命が必要となります。samoyedはテルミットというハードブリーチャーをよくピックしていたことからこの役割を指定しました。彼が倒されてしまうと本来侵入したい経路でいけなくなってしまう為、ルーカーと連携を取り延命に努めます。
そしてこの役割にプラスして最初できていなかった「ドローン回しを各自必ず行う」「報告は分からなければ適当でいいからとにかく声を出す」を徹底しました。
また、防衛に関しては遊撃に出た方が強いオペレーターと現地に向いているオペレーターで分け、実際にどう動くかは各自に任せました。その際にも監視カメラを見たり、味方のポジションを確認したりしてクロスファイアが組める配置になるように。相手(味方)を動かすのではなく、自分で動くように指示しました。
役割を追加したことによってどうなったか
格段にチーム「連携」が取れるようになりました。
この作戦は成功でした。役割を明確にメンバー配置したことによりメンバーも「連携が取りやすくなった」という意見が上がりました!
また、報告と状況理解を徹底するように指示していたので、味方が倒されてもすぐにカバーしてくれるようになりました。トレードキルってやつですね。FPSにおいてカバーは重要だと感じている為、配置や移動の仕方などもどうすればカバーしやすいのかを考えました。
最終的にこの報告とカバーがしっかりできていればチーム全体で延命し数的有利な状況を作り出すことが出来ます。
また、裏を重点的に見る役割がいるので常に背後から遊撃しにくる防衛オペレーターへの警戒もしていました。実際何度か裏を取られましたが、ルーカーを作っていたお陰で致命的なダメージになることは少なかったです。
実際の練習風景
雰囲気は大体こんな感じです(笑)
メンバーに今回の大会について聞いてみた!
Q1:何故優勝できたと思いますか?
yuh.jp「メンバーそれぞれが個々の役割を把握し、声出してチームプレイができてたからだと思います!」
Fayde「それぞれのメンバーが自分にあったポジションにうまくハマったのが良かったと思います。
期間が短かったのでオールラウンドに活躍できるメンバーになるより、そのメンバーが得意とするポジションにどうハマったかですかね。
あとランクマッチで勝利できたのも大きかった、勝ちのイメージを作れたというのは非常に大きかったと思います。
とはいってもなんだかんだ、すべてIGLのおかげですね^^」
HUEKATA「なるべく集まって練習し、各役職を決めそれに徹しつつ、色々ひじきに指摘してもらい、精度を高めれたからだと思います。あと、優勝賞品と副賞の叙々苑でモチベが上がったからです(笑)」
samoyed「練習していく中で、使うオペレーターや立ち回りなどをある程度限定して理解を深めていったのが、チームとしての完成度に繋がったのかな、と思います!
後は落としそうなラウンドは全てキャプテンがワンマンでかっさらってくれるので(笑)」
Q2:約1か月半ほど練習期間がありましたが、練習中のモチベーションはどうでしたか?
yuh.jp「R6Sをそれほどプレイしてなかったので、序盤は声も出ないしコミュニケーションが取れなくてメンバーには申し訳ないと思ってました…。でも終盤はR6Sの面白さに気づき勝ちたいという思いから積極的に練習できました!」
Fayde「IGLのモチベーションが最初から高かったため、個人的には最初から最後まで高かったです。最初期から積極的に参加していました。」
HUEKATA「下手だったので最初のモチベはかなり低めでしたが、交流戦が近くなるのと、連携がしっかりしてきてからは楽しかったのでモチベは上がっていきました。」
samoyed「最初と最後は高かったです(笑)年明け前後は現場が忙しくなったこともあり、練習に参加できない日が続いてしまいましたが...。本番10日前くらいが結構勝てるようになったこともあり、一番モチベも高かったかな?」
Q3:自主練で気をつけた、意識した事などはありますか?
yuh.jp「とにかく「自分の役割を徹底的に覚える」「数をこなして体で慣れる」「マップの特徴を覚える」を徹底してました!」
Fayde「マップ研究です。敵の来る位置、いるであろう場所などのホットゾーンなどを意識するようにしました。」
HUEKATA「自主練は野良のアンランクでしてましたが、役職はルーカーだったので野良の仲間について行き、死んだ場合にすぐカバーするのは意識してました。」
samoyed「R6Sはミニマップがないこともあり、マップが全く覚えられなかったので、iPadでマップを開いて確認しながらやってました。
後は制限時間は意識してたかな~。練習し始めの時は攻めきれずに時間切れで負けるという事が多々あったんですが、攻めればワンチャンあるところを勝負せず落とすのはもったいないな~と...。「1分切ったらガンガン行こう!」って声出すようにしてました!」
Q4:IGL(石井)の練習メニュー、内容は役に立ちましたか?得られた教訓や知識など。また、得られた情報をどう実行したか(不満だった点があればそれも書いてもらってOK)
yuh.jp「石井さんの情報がなかったら、スムーズに勝つことは難しかったですね…。マップの特徴や強ポジなどの指導受けましたが、やはり本番数日前に役割分担を決めて練習できたのは今回の優勝に繋がったと思います!」
Fayde「R6Sのセオリーや勝ち筋が全く分からなかったので、実際に現役でプレイしている人の情報を得られるのは非常にためになりました。」
HUEKATA「とても役に立ったし、確実に上達しました。ドローン回しの重要性と、死んでしまっても敵の射線で敵の位置を知れるので死は無駄じゃないことや、カバーしながらの移動の重要性を知れました。」
samoyed「ほぼ初心者状態だったので、超助かりました!
教えてくれる情報だけではなく、単純に上手い人のプレイを見ることで学べる事もあり、とりあえず何となく動きを真似てみたりしてましたw」
Q5:あなたがチームで活動していく中で気をつけた、意識していたことはなんですか?
yuh.jp「とりあえずコミュニケーションを取ることですね!攻守共にコミュニケーションを取ることをすごく気をつけてました!」
Fayde「声だしなど、情報の共有を意識するようにしました。最初は上手く行きませんでしたが徐々に形になっていたと思います。
味方からの情報なども耳で理解できるようになり、味方との位置関係が意味のあるものになりました。」
HUEKATA「練習の参加率と、ゲーム内での情報共有の頻度は心がけていました。」
samoyed「何だろう...。暴言吐かないようにとか?w
一応社名を背負って試合するということなので、本番でエグいことを言わないように練習中から指摘とか声出しとかの言い方は気をつけてましたね!(笑)」
Q6:シージに対する熱はどう変わったか(練習開始当初→優勝した後)
yuh.jp「練習開始時はR6Sを買って少しプレイしたことがある程度で負けばかりで楽しめてませんでしたが、徐々に勝てる回数も増え大会で優勝した後はまだまだ強くなりたいなと熱くなれました!」
Fayde「最初参加した理由は、ゲームを持ってはいたし参加者も他のFPSに比べてそれほどいなさそうという理由でした。
今ではチームの勝ちと同じぐらいにチームメンバーにも負けたくねぇ…という気持ちが大きいです。負けず嫌いなので^^;」
HUEKATA「当初は本当にすぐ死ぬだけだったので、「取り敢えず防衛側ではルークで最低限の役に立とう、あとは任せた!」くらいな感じで、熱はそこまで高くなかったです。
しかし、交流戦前では完成度が上がり、「優勝狙うぞ!」という気持ちと、優勝後は本当に激アツでした!」
samoyed「正直最初勝てなさ過ぎてク○ゲーだと思ってました。←
練習を重ねるにつれて、最初ボコボコにされてたランクで初めて勝てた時には本当に嬉しかったし、本番で練習の成果が出せたこともあり、またプレイしたいです!!今回は相当やること絞って練習したので、もっと色んなオペレーターを触りたいなぁ。
(ジャッカルやりたいけどいつもBANされる)」
Q7:チームメンバーに一言!
yuh.jp「オペレーター選択やエントリー順も自分がわがまま言って変えてもらったりと迷惑かけましたが、このチームで優勝できてよかった!」
Fayde「短期集中お疲れ様でした。次はMVP取ります!」
HUEKATA「練習&本番お疲れ様でした!練習中の誤射でのFFは本当にすいませんでしたorz
でも何より優勝おめでとう!叙々苑行くぞぉぉー!」
samoyed「ほぼ初心者チームでしたが、だからこそ皆で練習しこのチームで優勝できて本当に良かったと思います!
次回あればまたAKチームで優勝しましょう!!
皆に感謝!!!」
まとめ
以上、勝てないチームが勝てるチームへと変貌した1ヶ月半の練習内容、作戦と戦術でした。
大会自体ものすごく楽しかったですし、なにより他社さんと交流、戦えたのが嬉しかったです!練習した成果を出す場があるって良いですね!
一緒に戦ってくれた4人のメンバーに感謝しています!
次回開催があれば確実に2冠獲ります!!
それでは!