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「写真への情熱を多くの人と分かち合える」働き手にとってもクリエイティブな場であり続けるApple

仕事とフォトグラファーとしての自分がフラットにつながる場、Apple 表参道・小川亮に訊く

「僕にとって写真は、知らない人とつながることのできる最強のツール」

それまでずっと何かひとつのことを続けたことがあまりなかった、と語るApple 表参道のスペシャリスト、小川亮さん。彼の人生を変えたのは、写真との出会いだった。

「写真っていうのは、探求すればするほどその先に新しい世界が広がっているし、終わりがない。これからもずっと追い続けていきたいです」

フォトグラファーとしての活動をしながら、Apple直営店でスペシャリストとして働いている小川亮さん。彼の生活は「写真」を軸にすべてがつながっているという。

写真への情熱が、コミュニティの輪をどんどん広げていく


亮さんと「写真」の出会いは大学時代。アメリカへ交換留学中、ルームメイトが一眼レフカメラで撮影した写真を見せてくれた事がきっかけだった。

「背景がボケている典型的な一眼レフで撮った写真をその時初めて見たんです。わあ、すごいこれ!どうやってやんの?とテンションが上がって、彼とはそれをきっかけに仲良くなりました」

自分も一眼レフカメラを手に入れ、大学の構内の庭など、放課後ルームメイトと一緒に撮影に繰り出し、次第に写真にのめり込んで行った。

日本に帰国してからも、写真を撮り続けていてた亮さん。DJとして参加したクラブイベントで自分がカメラをやっているという話をすると、イベントで写真を撮って欲しいという依頼が入ってくるようになった。

「人に頼まれて何かの写真を撮る、その人に喜んでもらうという一連の流れが自分の中ですごく快感になってきて、その時からどんどん撮ろうと思うようになりました」

SNSが発展した影響も大きい、と亮さんは語る

亮さんが写真を投稿しているSNSには「このカラーが最高」「今度この国に来たら一緒に撮りに行こうね!」「今度日本に行くから一緒に写真撮りに行きましょう」など、日本のみならず海外も含むユーザーからのコメントであふれている。世界中から返ってくる自分の写真への反応。自分の作品を発信することで、コミュニティの輪が広がっていくその様子が、次の作品への原動力になると言う。

Apple直営店での貴重な出会い - フォトグラファーとしての幅を広げる、世代を超えた交流


「ある時はApple製品の説明を、ある時はフォトグラファーとしてアドバイスをしています」

勤務中は自分の今までの経験を活かした接客を意識しているという。

音楽好きな人、絵が好きな人、デジタルが好きな人など接客する相手は様々だが、日頃から写真を撮っていたり、写真に関する悩みがある人の割合は圧倒的に多いそうだ。

そんな中でも一生忘れられない出会いがあるという。

「ある年配のお客様との話です。iPhoneの調子が悪いということで来店されて、いっしょに端末の写真データを見る機会があって、そしたら富士山の写真がたくさんあったんです。話を聞くと富士山を専門に撮られているプロのフォトグラファーの方で、思い切って僕も写真大好きです!とカメラの話を始めました」

写真の話で盛りあがった二人。Apple直営店で行われるToday at Appleの写真のセッションを紹介したところ翌週の回に参加してくれた。逆に亮さんから今度富士山の写真を撮りたいと相談すると、「この日にこの場所で撮るように」と具体的なアドバイスをもらった。その通りに行ってみると、亮さんが撮りたかった理想の富士山の画を撮ることができた。

「私生活では巡り合わないような方とつながれることで、刺激も毎日もらえるし、知識も得られる。その分僕は、自分の持っているクリエイティブなアイデアを提供していきたいと思っています」

仕事とライフワークがスムーズにつながる場。それが亮さんにとってのAppleだ。

売ることよりも納得してもらうこと。同じ「仲間」だからこそ生まれる新たな絆。


「お客様はお客様、自分は店員」という固定概念は、Apple直営店で働いているうちに自然と変化していった。相手はお客様であることに変わりはないが、同じAppleを好きな「仲間」だと思うようになったという。

「お客様も同じ 『Apple仲間』 だからこそ、密にコミュニケーションをとって、お客様が『絶対にこれがいい!』と思える提案にまで持って行きたいと思っています。そうすると売ることよりも製品やその背景を納得してもらうことの方が大切、と思うようになりました」

亮さんにとって、もうひとつの「Apple仲間」は、同僚たちだ。

Appleには亮さんのようなフォトグラファーだけではなく、ビデオグラファー、クライミング好き、キャンプ好き、トレイルランナーなど様々なジャンルに長けている人たちが集まっている。

「同僚からはいつもたくさんの刺激を受けます。仲間たちと日々話すことで、僕が写真を撮る上でのインスピレーションにつながったり。こんなに多方面からクリエイティブな人々が集まる環境は、なかなか無いと思います」

Appleで働くことで、フォトグラファーとしての自分も高められ、また人間的な成長も実感できていると亮さんは語る。

「Appleは自分の可能性を最大限に引き出してくれる場所です」

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