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データからユーザーの声を”復元”するのが私の仕事。全員でLIPSというプロダクトを磨きたい。スキ

今回は、AppBrewでマーケターとして働く木全 佳梨(きまた かりん)にインタビュー。マーケティングチームのリーダーとして、LIPSの新規ユーザー獲得のための広告出稿やユーザー調査、データに基づくプロダクトの改善提言まで、幅広く担当しています。

ーーまずは木全さんのこれまでの経歴と、現在のポジションを教えて下さい。

DMM.comのグループ会社2社でWebディレクターやSNSマーケティングを担当し、その後FiNC Technologiesに転職。デジタルマーケティングの分野で、出稿やデータ分析を主に担当してきました。入社時の自己紹介にも書いたとおり、データ分析の数字周りを見るのが大好きで、LIPSに蓄積された膨大なデータと日々向き合っています。


AppBrewでは、ナレッジツールとしてNotionを使っています。会社に関するすべての情報がまとまっており、新入社員の自己紹介もここに記載します。

ーー自己紹介、読みました!「データに強いマーケターになりたい」とありましたね。マーケターにデータ分析能力は必要だと思いますか。

マーケティングのためには、定性なり定量なり、ベースとなる調査が必要です。本当はユーザー全員にインタビューができればいいのですが、800万人(LIPSのダウンロード数)に対面インタビューするのは物理的に無理ですよね。だからこそ、アプリ上での行動や購買のデータを紐解いて、ユーザーの「声」を復元する。それがマーケターの仕事だと思っています。
世の中で「マーケター」を名乗っている人のなかには統計についての知識を持っていない人も多いのですが、個人的にはそのあたりも必須スキルだと考えています。

ーー木全さんは、なぜ「データを見るスキル」を重視するようになったのでしょうか。

かつてWebディレクターをしていたときに、自分がディレクションした施策が成功したのか失敗したのか、いまいちハッキリしなくて釈然としないことがありました。また、ユーザーの行動データはひとつしかないのに、人によってその解釈が正反対になるほど違ってしまったり…。でも、それっておかしいですよね。データ分析をきちんと学んだら、同じデータについて同じ目線で議論できるのではないか?と思ったこと、それが「データ」に興味を持つきっかけでした。

ーーAppBrewの社内SQLテストに挑戦したり、AtCoderにトライしたり。スキルアップに余念がないですよね。以前からSQLは得意だったのですか。

そうなんです。AppBrewには、非エンジニアを対象としたSQLテストがあるんです!先日、最上級となる「レベル3」に合格することができました。

実は、前職まではSQLができるといっても個人の勉強の範囲をでず、仕事で使ってはいなかったので、LIPSに来てやっと実務で活かすことができました。AppBrewでは、どのテーブルにどんなデータが入っているということも全社に公開されていますし、社員ならば誰でもRedashを自由に触ることができます。分析担当やエンジニアに限らず、社内全員がSQLを書くことが奨励されていて、私もこれまで勉強してきたことを仕事で活かすことができるようになりました。実業務で使えば、おのずと学習効果は爆上がりです。


AppBrewのSQLテストについて。合格したレベルに応じて賞与も支給されるため、勉強のモチベーションもアップします!

AtCoderはあくまでスキルアップのための問題集として使っているのですが、社長と話す際に「この期間のデータを微分するとどうなる?」「そのデータは対数グラフで評価するべきでは?」といったフレーズもよく使われるので、簡単な問題であればセンター試験レベルの数学を思い出すためにもいい教材ですね。

小さな頃から検定とかテストとか、目標を定めてそれに向かって努力するのが好きだったので、自分が頑張れる勉強法を考えてこのやり方に至ったという感じです。

ーーマーケターに限らず、AppBrewはデータ活用に興味がある人におすすめの環境ですか?

とてもおすすめです!この記事を読んでいる方のなかには、「会社にはデータがたくさんあるはずだけど自分はそれを触れない、触ってはいけない」という方って多いのではないでしょうか。なにか改善提案や調査依頼をしても、担当外メンバーだからと着手の優先順位を下げられてしまったり、そもそもデータにアクセスできない、定義書が見られない…など、要因は様々ながら、誰もが自由にデータを業務に活用できるという会社はなかなかないのでは。
対して、AppBrewはデータによる裏付けをとても大切にするので、逆にデータに触らないで仕事を進めようとするほうが難しいですね。
会社のミッション「ユーザーに求められるものを再現性をもって作る」というものがあって、私はこれが大好き。コスメという商材特性もあり「かわいい」とか「世界観」「センス」みたいなものが重視されがちですが、それって感性の問題なので、それだけに頼ってプロダクト開発を進めると、再現性という面ではイマイチ。ユーザーの感性はリスペクトして理解する努力を惜しみませんが、一方ではそことは一定の距離を保ちながら、冷静にデータで判断することを忘れないようにしています。

入社前は、コスメのアプリだからキラキラな会社だと思っていたのですが、上記の会社ミッションを見た瞬間に「AppBrewは全然違う!」とすごく刺さりまして、俄然入社したい気持ちが上がりましたね。

ーー木全さんがリーダーをつとめるAppBrewのマーケティングチームですが、今後どんなチームにしていきたいですか?

とにかく「尖ったチーム」を目指しています。マーケターとして、定性インタビューなりデータ分析なり出稿調整なり、得意なところが突出している人の集まりにしたい。これまでの会社でその尖った個性を活かしきれなかった人にもぜひ入社してもらって、力を爆発させてほしい!

また、リーダーとしては、心理的安全性はとても重要視しています。これも「尖り」に通じますが、周りに受け入れられているという安心感がないと、自分を出すって難しいですよね。好きに暴れまわった結果、チームから総スカン…では、仕事もままならないです。だから、誰かを傷つけてしまうものでない限りはメンバーの自由な動きを制限しないようにしています。

ーー最後に、AppBrewでのプロダクト開発に興味のある方にメッセージをお願いします。

この会社では、基本的に職務範囲を限定されることってありません。「オーナーが決めた要件に沿って開発するのがエンジニアの職務」「マーケターは出稿が仕事で、プロダクトには手を出さない」といったルールや空気がないのです。
ですから、マーケターとしてプロダクトの課題に気づいてはいたものの、なかなか部署をまたいで声を上げられずにもどかしい思いをしていた方なんか、ぜひAppBrewに入社して実力を発揮してもらえるとうれしいですね。会社規模がまだそこまで大きくないこともあり、広い範囲で業務を担当することがあるので、ゼネラリスト志向の方のほうが向いていると思います。

また、経営陣との距離が近いこともAppBrewの魅力のひとつ。私もマーケターなのに、CEOの深澤とプロダクトについてディスカッションすることはしょっちゅうです。そのような環境で自分の力を磨きたい方におすすめの環境ですよ。

ーー木全さん、ありがとうございました!



職種を問わず、データドリブンな環境を楽しみたい方、ぜひAppBrewで一緒に働きませんか?

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