【フォロワー3,000→62,000人】200坪で年間売上3.5億円超。東大阪の雑貨店が2年半でやり遂げたこと |ANDGIVE inc.
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こんにちは!株式会社ANDGIVEの齋藤です!
地方の小売店がSNSを通じて次々とV字回復を遂げています。Instagramフォロワーが3,000人から4万人に急増した店舗や、開始わずか8ヶ月で来店数・売上ともに前年比220%を達成した店舗など、その実績は目を見張るものがあります。
今回は、これらのSNS運用支援を手掛けるディレクターの田口さんに、劇的な成果を生み出す「SNS運用に必要な3つのノウハウ」についてインタビューしました。
――数々の店舗のアカウントを成功に導かれていますが、SNS運用で最初に何が重要になりますか?
田口ディレクター(以下、田口): まず最も大切なのは、アカウントのコンセプト設計と、どんな「顔」でSNSに立つかを決めることです。商品をただアップするだけのSNSでは、誰も見てくれません。
例えば、東大阪の「ファミリーショップクルマヤ」様では、社長ご自身のキャラクターを活かした「ミニオン社長」という明確なコンセプトを打ち出しました。その結果、「ミニオン社長に会いたい」と遠方からの来店が日常化し、Instagramフォロワーは3,000人から41,000人に急増、年間売上は3.5億円を超えました。
自社の強みはどこにあるのか、どんな人に来てほしいのかを徹底的に整理し、第三者視点で客観的な見せ方を設計することが最初のステップです。
――コンセプトを決めて良い動画を作れば、すぐに集客につながるのでしょうか?
田口: 実は、動画よりも先に「売り場」を変えることが必須なんです。動画を見てワクワクして来店したのに、実際の店舗が以前のままでは意味がありません。佐賀県の「ファミリーショップすえひろ」様では、SNSより先に「入って3秒の印象」を重視した売り場づくりを行いました。キャラクター商品を目立つ位置に配置し、動かなくても全体が見渡せるように導線を見直したのです。その結果、月20万円かけていたチラシをやめても、来店数が200%超に跳ね上がりました。
また、「だいちゃんの店衣料館」様でも、SNSを始める前に売り場を見直しただけで売上が安定し、SNS開始後には週末に駐車場が満車になるほどの相乗効果を生んでいます。SNSのアピールと現場の売り場が一致して初めて、売上は大きく上がるのです。
――SNS運用は本業との両立や継続が難しいと聞きますが、どうすれば良いですか?
田口: 多くの経営者が陥りがちなのが、動画制作から投稿まで全て自分で抱え込んでしまい、本業の時間がなくなってしまうことです。継続に必要なのは、頑張ることではなく「役割の整理」です。
徳島県の「ファミリーショップなとう」様では、毎月のミーティングで「来月何を売るか」を明確にし、社長は意思決定に集中できるよう動画制作などの役割を分離しました。これにより、客数が最大170%まで増加しています。
また、岐阜県の「ファミリーファッションいしはら」様のように、7年間独学でやって限界を感じ、プロのアウトソーシングを入れたことで一気にフォロワーが5,000人から17,000人に加速した事例もあります。「分からないことはプロに頼る」「チーム全体でSNSの目的を共有する」といった体制づくりが、成功を継続させる秘訣です。
――ありがとうございました。SNSの成功は、単なるテクニックではなく、店舗全体の戦略を見直すことにあるのですね。
田口: おっしゃる通りです。SNSを通じてお店の雰囲気や人柄が伝わることで、お客様の来店動機が「安いから行く」から「社長に会いに行く」へと変わります。
そして、SNSの最大の特徴は「商圏が消える」ことです。正しいノウハウで運用すれば、2時間以上かかる遠方や他県からでもファンが足を運んでくれるようになります。地方の1店舗であっても、やり方次第でいくらでも可能性は広がっているのです。
今回、田口ディレクターのお話を伺って最も強く感じたのは、SNSでの劇的な成功の裏には、決して派手ではない「泥臭い努力」と「現場の変革」があるということです。SNSは魔法の杖ではなく、お店の魅力を正しく伝え、お客様が「この店に行きたい」「この人に会いたい」と思うための“架け橋”に過ぎないのだと気づかされました。
社長一人で動画編集まで抱え込んで疲弊するのではなく、プロの力を借りて役割を整理すること。そして、SNSの世界と実際の売り場を完全に一致させること。この基本を徹底すれば、地方の1店舗であっても「商圏が消える」という奇跡は確実に起こせます。
今、SNS運用や集客に悩んでいる店舗経営者の方々にとって、この記事が「明日からお店を変える」ための小さな一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。