様々な会社で働いたから見えた「自分が本当にやりたいこと」
──まず、これまでの経歴を教えてください。
伊波: 最初は大阪の5〜6人規模の小さなデザイン事務所でした。
その後、東京に出て300人規模の大手制作プロダクションに移りました。ここでは一人あたりの月間売上目標があって営業活動もやるし、正直かなり泥臭い世界でしたね。
その後、外資系の広告代理店を経て、先輩の起業にスタートアップメンバーとして参画し、フリーランスを経て事業会社へ。そこからオーリーズに入社しました。
──かなり多様な環境を経験されていますね。転職のきっかけは何だったんですか?
伊波: 実は、積極的に転職活動をしていたわけではなくて。
オーリーズの知人メンバーから「一回話を聞いてみない?」と声をかけてもらったのがきっかけです。
実はこれまでダイレクト領域のクリエイティブをあまり知らなかったんですけど、話を聞いたときに今までの経験を全部活かせる新しいフィールドがあるんだ、と感じました。
──積極的に転職活動をしていなかったんですね。入社をしようと思った決め手は何だったんでしょうか?
前職の事業会社では、ブランディングを軸にしたクリエイティブ制作に取り組んでいて、意思決定にすごく時間がかかる環境でした。
たとえば、記事のファーストビュー1つに対して6〜7人で議論をするんです。1回のミーティングが1〜2時間で、それが何度もあるのでデザインのOKが出るまで2週間くらいかかることもざらにありました。クリエイティブ領域でもスピードが求められる昨今、このスピード感は「時代に逆行してるんじゃないか」という違和感がずっとありました。
そのスピード感だと年間で数えられるぐらいしか作れなくて、世に発信するできるクリエイティブが圧倒的に少なかったし、 デザインがもたらした成果もわからない状態でした。
そんなモヤモヤを抱えているタイミングだったので、ダイレクト領域のスピード感を持った制作や、自分の作ったクリエイティブの成果が数字で見られるという環境は興味深いと感じましたね。
また、オーリーズはメンバーに数字の目標がないんですけど、 会社規模が大きくなってもクライアントと向き合う理念を変えずにやってるっていうのは非常に好感が持てました。どうしてもノルマがあると色々なバイアスがかかってしまうものなので。
そういった組織文化と、クリエイティブ組織の立ち上げに関与できることに惹かれて入社を決意しました。
ゼロからのチーム立ち上げと入社後の葛藤
──デザイナーという職種がなかった会社に1人目として入ることに、不安はなかったですか?
伊波: なかったですね(笑)
デザイン制作には自信があったし、今後入ってくるであろうメンバーの良さを引き出してチューニングしていくスタイルでチームをリードできるという確信がありました。
これまで色々な会社で「自分だったらもっとこうするのに」と思っても、上司やチーム長の方針に影響を受けて、理想のチーム像を実現しきれないということがありました。
でもオーリーズではゼロベースで自分の考えるチームを作れる。これは本当にワクワクしました。
──とはいえ、入社後にギャップもあったのでは?
伊波: 正直、ダイレクトレスポンス広告のデザインの「型」があるということを知らなかったので、最初は戸惑いました。データに基づいた判断だけではなくて、クリエイティブにはもっと可能性があるんじゃないか、と感じていました。
いわゆるセオリーに沿ったデザインだけで本当にいいのか。そこにクリエイティビティでどう切り込んでいくか。これは入社後の一番の課題でした。
クリエイティブで「成果」を出せた瞬間
──その葛藤はどのように乗り越えたんですか?
伊波: とあるプロジェクトが転機でした。
LP制作の依頼で、最初に作ったキービジュアルをクライアントにすごく気に入ってもらえたんです。そこからLPに落とし込む段階でダイレクトに寄せたデザインにしてしまったんですが、マネージャーから「ファーストビューの世界観で全部踏襲してくれ。デザインで爆発してほしい」と言われて。
全力でデザインしたLPは社内とクライアント双方から高い評価をもらえて、配信後の数字も良かったんです。それをきっかけに、社内のストラテジストの意識も少しずつ変わってきたように感じています。
オーリーズはクライアントに本当にしっかり向き合っているからこそ「こういうデザインどうですか?」と提案した際には「やってみよう」と受け入れてもらえる。この環境にはクリエイティブでの成果改善の可能性がまだまだあると思っています。
チームのこれから
──今後、どんなチームを目指していきたいですか?
伊波: ダイレクトのセオリーに沿ったデザインのクオリティを上げつつ、そこから「はみ出した」クリエイティブアイデアも追求する。そんな攻めと守りを両立したチームを作りたいと思っています。
コピーをきれいに見せる、補足するデザインだけではなく、思わず目に留まったり、考えさせることができるような、そういうクリエイティブを開拓していきたいですね。
今後1つでも事例を作ることができれば、社内の意識がもっと変わっていく。そうなれば結果的にオーリーズのクリエイティブが競合優位性にもなると思うんです。自分が諦めたらそこで止まってしまうので、信じてやり続けたいですね。
──どんな人がオーリーズのデザイナーに向いていると思いますか?
伊波: 特定のスタイルに固執せずに色々なものを吸収して、自分の可能性を開いていける人ですかね。「まだ自分も成長できる」という考えを持っている人にとってはすごく面白い環境だと思います。
まだ何の型もできていない状態だからこそ、できることがたくさんあると感じています。そういった環境にワクワクできる人にジョインしてもらえるとすごくうれしいです。
──熱い気持ちのこもったお話ありがとうございました!
オーリーズでは一緒にクリエイティブチームを盛り上げてくれる方を募集しています。
[取材構成編集・文] 吉川 千咲