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【取締役インタビュー 】一生かけて取り組みたいライフワークでもある「外国人がもっと機会と幸せにあふれる日本にしたい」という想いは、誰にも負けない。|取締役COO 椿奈緒子

今回は、弊社取締役COOの椿 奈緒子へのインタビューを皆さんにお届けしようと思います。
外国人の夫を持つ妻ならではの視点から、YOLO JAPANをどう思っているかについて切り込んでみました。

【椿 奈緒子】
株式会社YOLO JAPANの取締役COO。
総合商社を経て株式会社サイバージェント、株式会社VOYAGEGROUPにて7つの会社や事業を立ち上げる。シリアルイントレプレナーとして活躍後、2018年11月に当社にjoin。YOLOJAPAN事業や事業提携を統括。プライベートではブラジル人夫の妻、二児の母。

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それでは、本日はよろしくお願いします。

はい、よろしくお願いします!


最初に、なぜYOLO JAPANにジョインしようと思ったのか教えてください。

まず、私の夫がブラジル人なんですよ。夫が外国人として日本で暮らす中で、苦労するところをたくさん見てきて、それをずっと傍でサポートしてきたのですよね。まさにライフワークです。夫はまだ私がいるから良い方ですが、長い間、周りの外国人友達の改善されない苦労を見ているうちに、「日本に住む外国人みんなにもっと良い暮らしができないものか」と思うようになったのです。

だから、私がジョインしたきっかけは私と私の家族と私の友達が、この会社が解決したい問題、変えたい未来のターゲット当事者だったから。本気で変えようと動けば日本の未来を変えられると思っているし、人生を賭けるビジョナリーな仕事がしたかった。生きている時間の大部分を占めるお仕事の時間で、私が本気で変えたい未来のための動きとして仕事ができるのは最高だな!と思ったわけです。


長年、外国人の日本での暮らしを見ていたからこそのエピソードですね。具体的には、どんなことに苦労するのですか?

やはりお仕事探しは苦労しますね。「日本語が話せない、でもホワイトワーカーとして働きたい」ってなると、まず仕事が見つからないんですよ。本当に情報も選択肢も少ない。全く話せないと、だいたい日本語が不要な職場で働くことが多いので、いつまでたっても日本語が上達しない。

運良く日本人と一緒に職場で働く機会がある人に共通しているのは、それまでは全然日本語を話せなかったのに、ほとんどの人はどんどん上手になっていくのですよ。でも、日本語不問で日本人と一緒に働くこと自体がとてもハードルが高く、よっぽどラッキーでないとその機会を得るのは中々難しくて。それだけ、日本人と日本語に囲まれて働くのはハードルが高いんです。

そこで私が思う解決策は、日本語ができない外国人でも働ける職場や機会を作れるという事例を増やすこと。YOLO JAPANは、企業への働きかけや協業などの事業創出を通して、そのような事例をたくさん増やすことができると思っています。実は外国人がどうやって日本で暮らしに役立つ情報を得るかというと、基本的に日本に住む外国人同士の口コミなんですよ。そういったソーシャルなコミュニティを活用して、YOLO JAPANから事例や機会を広められたらいいなって思います。


確かに、日本企業発信での外国人向け情報は、まだあまり積極的に行われていないですよね。。

例えば、日本に住む外国人の多くはクレジットカードって持ってないんですよ。まず、クレジットカードを申請する書類が読めない。読めても、難しい文章で漢字がいっぱい書いてあって、頑張って書いたのに意味がわかってなくて結局不備が出ちゃって審査が通らないとか。やり方がよく分からないから、持てないとなってしまう。クレジットカードに限らず、申請書類周りはハードルが高いです。我が家でも未だにほぼ私が書類代理記入です…大変です(笑)

他にも情報の面でいえば、日本人なら知ってる情報ってあるじゃないですか…例えば「ふるさと納税」とか。賢くポイントやマイルを貯めたりお得なクーポン使ったり、スキマ時間にお小遣い稼ぎできたり。そういう情報は、日本語力が低めな外国人にはハードルが高い情報ですよね。

こういう、情報が入らないから機会を得ることができないケースは、私たちでバックアップできるところだと思ってます。そして、もっと外国人に機会や選択肢を増やすことができればいいと思ってます。


できることが増えれば、それだけ生活が豊かになりますもんね。

日本に住む外国人はこれからどんどん増えていくけど、まだまだ日本の社会がその変化に追いついていないんです。だからこそ、YOLO JAPANが動くことで日本の未来を変えていけると思っています。

日本で外国人が暮らすには、まだまだ問題が多くあるのです。だから、YOLO JAPANとしてはこれから外国人の社会インフラ、生活インフラを整えていくことをしていきたいのです。日本人以上に日本の情報を持てる、そういう選択肢がある状態にしたい。以上っていうと語弊があるかもしれないけど、とにかく今は日本人を圧倒的に下回る情報量、そして限られた機会しかないのが現状なので。同じ国で生きていくんだから、同じくらいの情報・選択肢があって良いと思うんですよね。

だから、YOLO JAPANから外国人のライフサポート、全方位でサービス提供していきたいと思っています。このままいけば100年後には外国人は全然珍しくもない未来になると思うんです。だから、日本人と同じ機会を得られて、より良い生活ができて当たり前という社会にしてきたいと思ってます。


『YOLO JAPANのビジョンに共感して集まったYOLOアンバサダーのみなさま。』


そのために、今目の前にある問題を解決していかなければならないと。

そう。さっき言ったような既にある問題もそうだし、外国人が増えることによりもっと新しい問題が出てくると思ってるんですよね。お仕事やお金という目の前の課題だけでなく、全方位のライフサポートが必要になると思うのです。在留外国人から生まれた子供に対する教育も課題が多いと思っていて。だから目の前の課題だけでなく、幅広くライフサポートができるように事業範囲を広げていきたいと思っています。

実際、私も小さな子どもが二人いまして、教育に関しては未知なことが多いです。息子は言われないとハーフとわからないですが、「自分はブラジル人なんだ」というアイデンティティは強く持っていたり、娘はハーフ顔で、ガイジンさん?とよく言われたり。だから、違うことでいじめられたりしないかな…といった心配はちょっとあったり…そういうところも多様性は良いんだよ、と自己肯定感高めてサポートしていきたいですよね。

でも、私はどっちかというと不安よりは希望を持っています。私も、日本語と英語とポルトガル語の3か国語を話すんですよ。子どもたちもバイリンガル。多国籍の人と関わることが当たり前だから、何より多様性の許容ベースができていて、それってすごくアドバンテージじゃないですか。グローバルな人材として、将来きっと日本の活力になってくれると思うんです。

今後、こうして二世代目が生まれることや、法改正でどんどん外国人が増えていきますよね。そういう流れで日本のグローバル化が進むと思ってるんです。日本は単一民族国家なので、こうして外国人が増えてくると、それだけで多様化するじゃないですか。多様化したら、多様性を受け入れる問題が発生すると思います。その問題を解決していくことで、イノベーションが起きていくと思っています。

YOLO JAPANはそのイノベーションを起こしていく、エバンジェリストになれると思ってます。

『ハーフの未就学児二人を子育て中です。』


それが、自分自身にとっても目標ってことですか?

それもありますね。私の人生の中で2つ、ライフワークがあるんですよ。1つは、日本に住む外国人の問題を解決すること。もう1つは、ワーキングマザーの活躍を当たり前にすることです。この2つが、私の人生で取り組み続けようって決めたもので。ワーキングマザーとして子育てと仕事を両立しながら事業を大きく拡大させることができたら、一つの事例になって後に続く人たちに良い影響を与えることができると思っています。外国人の問題解決は当事者なので、何があっても人生通して成し遂げたいと思っています。これはもう一生やっていくという覚悟を決めているので、だれにもこの気持ちは負けないです。

だからこそ、この会社を見つけたときは嬉しかったですね。「ああ、私と同じことを考えてる会社があるんだ」って。だから私の場合は、私のやりたいことをたまたまYOLO JAPANがやっていただけなんです。


なるほど。「会社がやっているから」ではなくて、どこまでも自分がやりたいことを突き詰めていってる感じ、すごく良いですね。

それと、もう1つ良かったことがあって。YOLOのメンバーって、外国人を幸せにしたいって気持ちが本当に強い人が多くて、それがすごく嬉しいです。全然自分の生活に関係ない人たちのことなのに、そんな風に考えてくれる人もいるんだって。

COOで事業統括となると、チームを取りまとめる立場になることが多いと思いますが、チームで働く上でどのようなことに気をつけているのですか?

私のリーダーシップのタイプって、「右向け右」タイプじゃないんですよ。1から10まで私が仮説立てて、課題出して、アクションプラン出して、あとはこれをやってねという風に全て細かく指示をして仕事するのではなくて。私がチームワークで意識してるのは、方向性とかビジョン、勝ち方(戦略)を明確にして、チーム全員に深くハラ落ちしてもらって、自分で成功イメージができるようになったら、後は自走してもらうこと。本人に自分で考えて走ってってほしいんです。

様々なマネジメントパターンがあると思いますが、私は自分で考えたやり方の方が達成感があると思っています。正解なんてないのだから、ベンチャーらしく走りながら考える。仮説つくって、プランニングしてって自分で考えてやってみてほしいです。

私は「仕事の報酬は仕事」だと思っていて。成果を出している人や急成長している人には、年齢も性別も勤続年数も、そしてもちろん国籍も関係なく抜擢します。「じゃあこれやってみる?」みたいな感じで、得意そうなことをどんどん任せてやってもらうっていうのが良いと思ってます。

『ユーザーサポートチームのみんなと』


ああ、確かに言われたことだけをやるよりも、自分が気になっていることができる方がやりがいがありますね!

そうそう。そういう志向や考えを知る機会として、1on1(月1の個人面談)ミーディングを必ず実施しています。1on1では毎月個人目標を振り返ってもらいつつ、個人だけではなくチームとしてもどうだったか振り返ってもらいます。今月の動きについて、私から見てどうだったかについても、本人の成長につながるように意識しながらフィードバックします。

私はいつも始めに、「一言でいうと何?それってどうして?」って聞くんですけど、だいたいその一言で、1ヶ月どうだったのか、皆さんうまくまとめてくれます(笑)

この面談は「絶対に」やった方が良いんですよ。やっぱり、今事業としていろんなことが物凄いスピードでパラレルに変化しながら動いているので、個人で話せる時間を確保しないと、いくらアンテナを張っていても課題や問題に気づきにくい。問題がそのままにされると、必ず繰り返す。積もり積もると大変なことになる。だから、月に一回でもこうやって個人で振り返る時間を作ることってすごく大切で、やった方が「絶対」良いっていうのはこういう理由からなんですよね。こうやって話すと、問題の発見だけでなく、「この人はこういうことが好き、得意なんだ」「こういうことがやりたいんだ」っていうのが見つかるので。そうすると「じゃあこういうことしてみる?」って話ができるから…やっぱり好きで得意な人が好きで得意なことをした方が確実にパフォーマンス上がりますからね。

誰もが有言実行して、確実に目標に近づいていくのが大切なんです。ちゃんと目標決めて作戦考えて実行して結果出して。だめだったところは直していかないといけないから、しっかりフィードバックする。うまく行かなそうであれば路線変更したり、もっと勢いつけるためにガソリンを巻いたり、勝てるイメージを持てる戦略を考えて、あとは動きやすいようにフォローする「支えるリーダーシップ」でありたいと思ってます。


第三者の意見を聞けるっていうのは、自分自身を見つめ直すにはうってつけですからね。でも、ご自身ではどうやって振り返ってるんですか?

良い質問ですね(笑)。私は、とにかく周りに聞いてフィードバックを取りにいってます。今朝も、全体で月一の報告会でプレゼンテーションをしたのですが、その後のmtgでチームのメンバーに、「どうだった?どうだった?」って(笑)。あんまりネガティブなフィードバックや厳しい意見を言われることはないんですけど、、、本当はもっと言ってほしいですね。でも、諦めずにBoardメンバーやチームメンバーなど聞き方変えたりして、全方位でフィードバックは求め続けるようにしています。

特にYOLO JAPANのBoardメンバーはとても相談しやすくて頼れるチーム。いつも適切なアドバイスいただいたり、私も常に率直にフィードバックしますし、とても良いチームだなと実感です。毎週のBoard会議もかなり活発な議論が常に行われていて、常に頭フル回転です。

他には、外部からの情報収集。朝通勤するときにすっごくたくさんの情報を読み込んで、ツイートしたりしてます。あと、社内では私は子どもが小さいから飲み会を通した飲みニケーションができない代わりに、ほぼ毎日誰かをランチに誘ってますね。「ランチ行こー!」って(笑)。

こうやって情報を集めてアップデートしてくことで、自分自身も成長できるように心がけていますね。


これから一緒に加わっていくメンバーたちに、何か一言ありますか?

チームYOLO JAPANで、日本における外国人の生活インフラを整えていくことで、さらなる機会とより良い人生を送れるようにしたい。そして優秀な外国人が集まる日本にしたい。

本気で変えようと動けば日本の未来を変えられると思っています。

これから変わりゆく日本の未来を一緒に変えていきましょう。
次のイノベーションを一緒に起こしていきましょう。

ビジョンに共感していただける方、日本の未来を創っていくべく、一緒に挑戦して、学んで、成長していきましょう!

私も、これから加わるメンバーと一緒にそうやって頑張りたいです!ありがとうございました。

(インタビュアー:北山)

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目標を追いかけて、挑戦する。それをライフワークにするということを、様々な目線から見れたように思います。皆さんはどうでしたか?何か心の琴線に触れるものはありましたでしょうか。

弊社ではこれから一緒に日本を変えていく仲間を探しています。
もしこれを読んで気になっていただければ、ぜひ一度覗きに来てみてください。
色々なお話をしましょう!

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