【話者プロフィール】 田中 尚義(Tanaka Hisayoshi) / シニアPM 33歳。東京工業大学大学院修士課程修了。デロイト トーマツ コンサルティングにて大手企業のコンサルティングに従事した後、テックベンチャーや総合商社グループ企業にて活躍。現在はAIdeaLabのシニアPMとして、日本を代表する大手エンタープライズ企業の先端AI実装プロジェクトのリードを担う。プライベートでは2児の父親であり、フルリモートワークを活用して子育てと激務のPMを高次元で両立させている。
1. デロイト、総合商社グループ企業を経てAIdeaLabへ。ビジネスとテクノロジーの融合をライフワークに
―― 東京工業大学を卒業後、デロイトや総合商社グループ企業といった大手企業・ファームでキャリアを築かれてきましたが、これまでの歩みとご自身の専門性について教えてください。
ビジネスとテクノロジーの融合を自身のライフワークとして業務に勤しんでいます。具体的には、デロイトで当時日本で導入事例が殆どないSCMシステムの導入プロジェクトからキャリアをスタートし、その後電機企業を対象とした、ディープテックを用いた新規事業開発やR&D戦略策定の支援プロジェクトに従事いたしました。そこで培ったロジカルシンキングやテクノロジーのビジネス化に関わる知見をもとに、テックベンチャーでエンタープライズ企業との共同開発プロジェクトのPMに従事したり、総合商社グループ企業で総合商社向けに技術戦略のコンサルティングプロジェクトに従事したりし、現在に至ります。新しいテクノロジーを用いた新規事業開発やDX、戦略策定に強みを持っていると自負しています。
―― 最終的にAIdeaLabへ参画することを決めた決定打は何だったのでしょうか?
まだまだ発展途上なAIで世の中にインパクトを出していこうとするメンバーの熱量と、それを実現できると感じさせられる意識の高さにあります。代表の冨平と面接した時に、今後このようなプロジェクトを実施したく、そのためにこのような能力を持っている人が欲しいけど、できるか?みたいな具体的な質問が直球で飛んできたときには、ここだったら余計なことは考えずに最短で成果を追い求められそうだな、と感じました。
2. 大手エンタープライズAI実装の最前線。未知の問題にトライするエキサイティングな日々
―― 現在、大手エンタープライズ企業のAI実装プロジェクトをシニアPMとしてリードされていますが、具体的にどのような課題解決に向き合っているのか教えてください。
AIを用いた新規事業開発や、DXプロジェクトに取り組んでいます。そこには様々な課題があり、技術的な実現性やその実現方法の検証、或いは施策のインパクトの設計やクライアントであるエンタープライズ企業での社内審議をクリアするための材料作成等、技術・ビジネス両面での課題に取り組んでいます。
―― 誰もが知るトップ企業の先端AIプロジェクトにおいて、技術的な難易度の高さや、クライアントフェイスも含めてプロジェクトを牽引していく面白さはどこにありますか?
とにかく未知の問題にトライできることにあります。これまでほとんど誰も手を付けられていないようなビジネス開発や業務改善に取り組みますので、前例のない世界で手探りでやっていく大変さはありますが、そこで課題解決できた時の充足感も大きいです。また、クライアントはトップ企業であるため、先方も決して生半可な問題や要望を持ってくることはなく、それに真剣に両社で議論したり開発したりできる環境はエキサイティングだと感じます。
田中さん (左)
3. スタートアップだからこそ手に入る開発スピードと裁量の大きさ
―― 前職までの大手ファームや大企業でのPM組織と比較して、AIdeaLabというスタートアップ環境だからこそ実現できる開発スピードや裁量の大きさについて感じることを教えてください。
開発スピードは速く、常に最短を狙って動くため、クライアントからは え、もうできたの? と言われることがしばしばあります。ただし、スピードの速さゆえに、当然品質や検討漏れのリスクがあり、そこをどうバランシングするかまで含め、現場で調整できる点は裁量が大きいとも言えますし、一方で難しさだと感じることもあります。ただ、その分、学べることも多く、日々成長を感じます。
4. フルリモート×子育ての両立。突発事態もお互い様で助け合う柔軟なカルチャー
―― 田中さんは2人のお子様を育てる父親でもありますが、AIdeaLabのフルリモートワークや柔軟な勤務体系は、実際の子育てにどのように役立っていますか?
私は子どもが現在3歳と1歳で、しばしば保育園から熱で呼び出しがあったり、上の子のアレルギー治療で平日に病院に連れて行ったり、といったことがありますが、そういう時にAIdeaLabの柔軟な働き方には大変助けられています。基本的にはやることさえやっていれば平日の日中に家庭対応を行うことも十分可能ですし、大変な時にはお互い助け合うというカルチャーがあるため、家事育児の突発的なタスクにもうまく対応できています。
―― 子供の急な発熱など、予期せぬ事態が起きた際、社内のメンバーや組織のカルチャーとしてどのようなサポートや理解がありますか? 具体的なエピソードがあれば教えてください。
印象的だったエピソードとして、子どもが熱を出して急遽保育園に行けず家で看護することがあったのですが、間の悪いことにその日はクライアントミーティングのある日でした。本来PMである私が出席しないわけにはいかないところですが、代表である冨平や社内のメンバーに相談し、ミーティングの実施をすべてお任せしたことがあります。常に他のメンバーがやっていることを把握しつつ、何かあった時は率先して代わろう、というカルチャーやマインドがあるため、PMの私が欠席しても何の問題もなくプロジェクト運営が実現されましたし、私も気兼ねなくお休みをいただくことができました。
―― 大手コンサルファームや大企業では出社が増加する傾向もありますが、AIdeaLabのリモート環境は、仕事のパフォーマンスにどのような好影響を与えていると感じますか?
とにかく通勤時間が削減されること、そして自分の都合に合わせながら仕事ができるため、ストレスが少なく、自身のパフォーマンスを最大化できているな、と感じます。一方で、リモート環境による弊害でよく聞く孤独感やコミュニケーション不足を感じることはなく、それは日次のプロジェクト内のタッチポイント等の密なコミュニケーションを持っているためと考えられ、精神衛生面的にも健やかに業務に従事できていると思います。
5. フラットに意見を戦わせ、新しいAIを真剣に議論する組織の魅力
―― 東工大出身の田中さんから見て、高専出身者やアカデミア気質を持つメンバーが多く集まるAIdeaLabの技術に対する熱量やメンバーの魅力はどんなところにありますか?
とにかく新しい技術、特にAIへのアンテナが貼られていて、新しいAIがリリースされたらすぐに試し、フットワーク軽く業務に組み込むといったことが行われています。しかしながら、何でも飛びつくわけではなく、そのAIが何がすごくて、どう使えるのかを真剣に議論しながら手探りでも試す土壌が魅力かと思います。
―― PMとエンジニアがコミュニケーションを取る際、大企業のような縦割り感はなく、フラットに意見を戦わせられる環境でしょうか? 日々の開発現場の雰囲気を教えてください。
私は自分より年齢が上のエンジニアやデザイナー、或いは経営層と話すことが多いのですが、年齢や立場に関係なく議論できる環境や風土があります。プロジェクトが忙しいときはついつい結論を急いで話してしまったり、或いは新しい領域について考える時は手探りで話したりなど、シチュエーションに応じて様々な議論が展開されますが、うまく状況を勘案しながら頭を絞って最適な意見を出し、建設的な議論をしようとする人が多い印象です。
6. 大手を迷うエンジニア・PMへ。未開の地を共に開拓する未来の仲間へのメッセージ
―― 卓越した技術やPMスキルを持ちながらも、大企業での働き方に悩んでいる人や子育てとの両立を諦めたくない人に向けメッセージをお願いします。
PMという仕事柄上、どうしても調整ごとや突発的な仕事が多く、時間に縛られながら働かれている方が多いかと思います。その一つの解決策として近年はAIが注目されていますが、自身の働き方を最適化するためにAIをうまく利用したり、或いはAIを中心として仕事自体を最適化する取り組みが行えている企業はまだ多くはないのではないでしょうか。そのような取り組みをしつつ、それ自体がプロジェクトのテーマに活きる環境がAIdeaLabにはあります。自分の働き方をあきらめたくない方は、ぜひAIdeaLabの門をたたいてみてはいかがでしょうか。
―― 今後、さらに多くのエンタープライズ企業の変革を共に成し遂げる未来の仲間に向けて、熱い想いをお聞かせください。
AIはまだまだ発展途上であり、今後、フィジカルAI等のより広い領域への適応が予想されます。そこには未知の問題だらけで、これまでのやり方が通用しないことが多いと思います。そのような環境に社内だけでなく、パートナーであるエンタープライズ企業も含め、多くの人を巻き込みながら、問題に立ち向かい、成果を築きたい考えている方と一緒に未開の地を開拓していきたいです。