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不確実性の中で、社会的意義のあることや医師の役に立つプロダクトを作っているという誇り

<第二弾>AIメディカルサービスの社員インタビュー  ソフトウェア開発リーダー 遠藤さん

 弊社について知りたい方(特にエンジニアの方)は、ぜひご一読頂ければと思います!

 <内容>

  • 今までのキャリアについて教えて下さい
  • AIメディカルサービスでの4年間はどうでしたか
  • AIMがこの製品をつくれている理由は何だと思いますか
  • 次期製品についての考えを教えて下さい
  • 会社が拡大してきて思うことは何ですか
  • 仕事のやりがいはどんなところにありますか
  • どんな人と一緒に働きたいですか
  • 今後の展望について教えて下さい


プロフィール:
株式会社AIメディカルサービス 製品開発部門 ソフトウェア開発リーダー 遠藤さん

━━今までのキャリアについて教えて下さい

 社会人になってからここまでエンジニア一筋でやってきました。社会人としてスタートした直後は正社員として数社経験しましたが、自分に自信と実力がついたと感じたところで独立して、10年ほどフリーランスを経験しました。4年程前に、ご縁あって現在のAIメディカルサービス(以下、AIM)へ入社しました。

 フリーランスとして仕事をしていた頃の後半数年は、地元の山形に戻っていたのですが、少しずつ「個人ではなくチームで仕事をしたい」と考えるようになってきたんです。とするとフリーではなく会社に勤めるのがいいんじゃないかと考えていました。ちょうどその時に、高校の先輩が会社をやっていることを知り、そこで一緒にやろうかということで先輩の経営する企業に転職しました。

 その企業で請け負った仕事の一つが、2017年の頭くらいに当時まだ内視鏡医だった多田(代表取締役/CEO)さんからの依頼で、AI画像ソフトウェアの仕事でした。

 幸い開発したAIソフトウェアは、多田さんはもちろん他の医師の方々から高い評価をいただくことができたのですが、そこから、多田さんはAIビジネスの可能性を見い出し、同年7月ごろ会社をつくる決心をしたようです。そしてその時のご縁で、私もAIMの創業へ参画させて頂くことになりました。

━━AIメディカルサービスでの4年間はどうでしたか

 まずは、医療ソフトウェアとして、ここまでバグがなく品質の高い製品をつくれたことは、自分でも誇れる経験だと思っています。

 一方で、医師が本当に求めていることは何なのかを知ることはとても大事だと改めて感じています。例えば、単純に「がん・非がん」を分類するだけのAIというよりは、医師の判断・診断プロセスをサポートするようなプロダクトが本当は必要とされているのではないか、など、日々模索しています。

 AI技術は進化が早く、年々AIのできることが増えてきていることもあり、プロダクトを使っていただく医療現場のニーズにマッチしたAIプロダクトをつくる難しさも感じています。

 また、一般にプロダクトのユーザーが、欲しいプロダクトや本当の意味で必要なものを必ずしも言葉にできるわけではないということもあるので、市場ニーズやヒアリング結果を言葉通りに受け取ることだけでは本当の正解にたどり着けないという難しい面があることも知りました。

 医療業界のように規制があり、ゆっくりと変化していく産業と、AI技術のようにスピーディーに変わっていくものとの組み合わせが、何とも難しいところではありますが、品質を担保しつつ良いものをつくっていくことへのやりがいもあります。

 AIMそのものや、AI×医療という可能性に魅力を感じて集まってくれたメンバーは、普通の企業にいたら出会えないような優秀なメンバーだと思います。そんな彼らと仕事ができたり、異業種から転職して来る方々からの業界の知識やノウハウを得られたりすることは、とても刺激の多い環境だと思います。

 ゼロからはじまった会社が、少しずつ形成され、チームや部門ができ、専門分野の人たちと身近で仕事ができることは感慨深いです。



━━AIMがこの製品をつくれている理由は何だと思いますか?

 多田さんの実績やネットワークを活かしながら、各スタッフの尽力もあって、通常は入手困難な医療画像のデータを収集できていること。また、私たちの可能性を信じていろいろな業界の専門性の高い人材が集まってきてくれていること。そして、医療ソフトウェア開発が未経験な人も含めて、ゼロベースでソフトウェアの開発にチャレンジできる環境があったことは、既存の組織ではなし得なかったブレークスルーがあったと思います。

━━次期製品についての考えを教えて下さい

 第一弾製品では成し得なかった事はたくさんあると思っています。まずは望まれている機能である検出の実現です。医師が最も使いやすい形、実現のスピード感、AIがどのように役立てるのか、課題はたくさんありますが、本質的に役に立つプロダクトを作りたいと思っています。

 技術的なところで言えば、この先加速するであろう機能追加やアップグレードに備えて、医療機器申請が必要なところとそうでないところを切り離し、柔軟に開発していけるような枠組みをつくっていきたいなと考えています。

━━会社が拡大してきて思うことは何ですか

 初めの頃は圧倒的に少人数で、何かをするにも実現がすごく遠いものに感じていた時もありました。今は少し人数が増えてきて、組織構造も大枠はできてきてはいますが、定着はまだまだです。中途入社する方は、会社が整っているものだと思って入社し、ギャップを感じているなと思うことはありますね。

 前職の影響などにより自分の職域や仕事の領域を決めてしまう人もいるので、その考えも尊重しながら、願わくば、何でもやって欲しいと思いつつ、会社として組織的に動ける体制をもっと整えていかないといけないと考えています。

━━仕事のやりがいはどんなところにありますか

 社会貢献性は間違いなくありますね。そして、これから新しくプロダクトをつくり、育てていけることや現場(ユーザー)に近いところで仕事ができることもやりがいです。

 また、技術的には、GPUを使った開発を経験することが出来る機会を持てますし、映像やAIを含めた先端のトレンドに触れることも、とても良いと思います。

 AIは作るフェーズと使うフェーズがあり、いかに良いAIアルゴリズムを選択したとしても、ソフトウェア部分(使うフェーズ)の実装ができなければ、プロダクトとして成立しません。そのため、一般的にAIモデルの学習・作成そのものに注目が行く傾向がありますが、実際は、AIの重要性はありつつ、作るフェーズも使うフェーズのどちらも同じように重要なんです。このようなソフトウェア開発に携われることも貴重な経験です。

━━どんな人と一緒に働きたいですか

 医療ソフトウェアを作っているという点では以下のことが大事だと考えています。

  • ソフトウェア開発のバックグラウンドがある方
  • 計画やエビデンス、リスクなどプロセスを大事に出来る方
  • ソフトウェアの品質に対する意識が高い方
  • 単独の開発能力のような専門性も大事だが、チームとして最大化できる方
  • 思うように進まないようなことがある中でも前向きに開発ができる方

上記のようなご経験や考え方をお持ちであればぜひお話してみたいです。

━━今後の展望について教えて下さい

 単純に次期プロダクトの開発と言うのは簡単なのですが、難しいところは「どこにマイルストーンを置くか」だと考えています。マイルストーンの設定は、ビジネス的な観点と技術的な観点とのバランスが非常に難しく、明確な展望を持ちにくいところがあります。ただ、その不確実性の中で、社会的意義のあることや医師の役に立つプロダクトを作っているという誇りを持ち、前進していきたいと考えています。


<弊社に興味のある方はこちら!>

https://hrmos.co/pages/aimedicalservice/jobs?jobType=FULL

<会社案内はこちら!>

https://www2.slideshare.net/aimedical/ai-medical-service-inc-249860335

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