引っ越したばかりのオフィスと、「自由」にあふれた環境
入社初日の朝。期待と緊張が入り混じる中、新しいオフィスに足を踏み入れた私を待っていたのは、想像していたような整然とした「研修環境」ではありませんでした。
そこには、それぞれのスタイルで働く先輩たちの姿がありました。フレックス制度を活用しながら、それぞれが自分のペースで出社し、業務に向き合う光景です。
一見すると、それは非常に自由度の高い環境でした。しかし当時の私は、社会人としての基礎をこれから身につけていく段階にあり、その“自由さ”をどのように捉え、どう活かしていくべきかを模索していました。
その日から、私のキャリアは“正解のない環境で考え続ける日々”として始まりました。
このストーリーでは、そうした環境の中で直面した戸惑いや試行錯誤、そしてそれらを通じて見えてきた「情報を仕組みとして整理することの重要性」と、それが後の全社ポータル構築へとつながっていくまでの軌跡をご紹介します。
自ら学び、動きながら理解していく日々
最初に取り組んだのは、PC設定や業務環境の準備でした。新しいオフィスへの移転直後ということもあり、チーム全体が手探りで環境を整えているフェーズでもありました。
そのため、業務の進め方やツールの使い方も、実際に触れながら理解していくスタイルが中心でした。
また、上長や先輩もそれぞれ複数のプロジェクトを抱えており、業務の中で自然と質問しながら進めていく場面も多くありました。
小さなWebサイト制作からスタートし、徐々にプロジェクトの規模も拡大していく中で、私は「自分で情報を取りに行き、整理し、実行する力」を鍛えていくことになります。
プロジェクトを通じて学んだ、情報共有と連携の重要性
業務を進める中で感じたのは、プロジェクトごとに関わるメンバーや進め方が異なり、その都度最適なコミュニケーションを模索する必要があるということでした。
特に、制作や開発メンバーとの連携では、依頼のタイミングや粒度によって進行のしやすさが大きく変わることを実感しました。
この経験を通じて、「誰にでも分かる形で情報を整理し、共有すること」の重要性を強く認識するようになります。
一方で、試行錯誤の中で自分なりに進めた提案書作成では、過去資料や外部情報を参考に構造を整理し直すことで、スムーズに合意形成まで進めることができました。
この経験が、「情報を整理し、再現性のある形にすること」の価値を強く意識するきっかけとなりました。
「仕組み」があれば、もっと前に進める
業務を重ねる中で確信したのは、個人の能力に依存するのではなく、「誰でも迷わず進めるための型や仕組み」があることで、組織全体のパフォーマンスは大きく向上するということでした。
この気づきをきっかけに、業務の中で得た知見や手順を整理し、再利用可能な形にまとめていく取り組みを始めました。
当初は個人のメモとして始まったものですが、徐々にチーム内でも活用されるようになり、やがて全社的な情報基盤として発展していきます。
現在では、業務の標準化やオンボーディングの効率化を支える「全社ポータル」として運用されるまでになりました。
仕組みをつくる文化へ
取り組みが広がる中で、「情報を整理し、仕組み化すること」に楽しさややりがいを感じるメンバーも増えてきました。
「マニュアルを整えることが一番楽しい」と話すメンバーがいるなど、単なる業務改善にとどまらず、“仕組みを育てる文化”が少しずつ根付き始めています。
ただし、業務環境や事業内容は日々変化しており、既存の仕組みがそのまま通用し続けるわけではありません。
だからこそ私たちは、完成された仕組みを守るのではなく、常にアップデートし続ける姿勢を大切にしています。
変化を前提に、仕組みをアップデートし続ける組織へ
現在の仕組みも、まだ発展途上です。新しく加わるメンバーがよりスムーズに業務に入れるよう、改善の余地は常に存在しています。
事業や環境が変化し続ける中で重要なのは、「一度作って終わり」ではなく、「より良くし続ける」ことです。
そのため私たちは、必要に応じて見直し、改善し、再構築していくことを歓迎しています。
ルールをつくり、進化させる仲間を求めています
私たちは、決まった手順をなぞるだけの組織ではありません。
その代わりに、状況を理解し、自ら考え、必要な仕組みをつくり出していく面白さがあります。
まだ整いきっていない部分も多くありますが、それは同時に「自分たちで設計できる余白」があるということでもあります。
もしあなたが、「仕組みをつくること」や「より良い働き方を設計すること」に面白さを感じるのであれば、この環境はきっと大きな挑戦と成長の機会になるはずです。
未完成だからこそ面白いこの場所を、一緒にアップデートしていきませんか?