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「アグリゲート×JA東京中央と考える、これからの食農業界と活躍できる人物像」イベント開催レポート

こんにちは、アグリゲートの藤本と荒田です!

去る5月10日(金)と12日(日)、アグリゲートでは
「JA東京中央 × アグリゲートと考える、これからの食農業界と活躍できる人物像」
と銘打ち、セミナーを開催させていただきました。

当日はJA東京中央 農住支援部 購買販売課の冨樫さんをゲストにお迎えし、
JA東京中央さんの組織や事業、経験できるお仕事についてお話しいただきました。

セミナーでは、「JAって何?」といった基本的なことから、
JAが目指していく姿、業界の裏話や、JA東京中央さんとアグリゲートが業務提携をした理由など、色々なお話を伺うことができました。

今までJAについて知る機会がなかった方も、少しお時間をいただき、読み進めて頂ければ幸いです。

ちなみに、ご来場のみなさんのうち、現在、食農業界とは全く違う業界で働かれている方も半数ほどいらっしゃいました。興味を持っていただきありがとうございます!

業務提携に関するプレスリリースはこちら
PR Timesさんの記事
JA全農ウィークリーさんの記事

「JA東京中央 × アグリゲートと考える、これからの食農業界と活躍できる人物像」当日のプログラム

《第一部》 
・はじめに(JA東京中央と共催セミナーを開く理由)
・JA東京中央について(めざすこと、事業のこと)
・JA東京中央が考える、これからのJAのあり方
・JA東京中央で活躍できるステージと人物像

《第二部》 
・JA東京中央冨樫 × アグリゲート代表左今によるフリートークセッション
・ココだから言えるJAの話など

スピーカー

東京中央農業協同組合 農住支援部購買販売課 係長 冨樫勇輝
株式会社アグリゲート 代表取締役/バイヤー 左今克憲

アグリゲート代表 左今から見るJA

左今
「まず、私の方から、外から見たJAさんという組織について、話をさせていただきたいと思います。

一口に「JA」と言っても、信用事業、共済事業、経済事業など、人によって思い浮かべるイメージが違うくらい、JAさんは様々な事業を展開しています。

JAさんはその土地に根ざした、農業にかかわる人たちの出資と運営で成り立っている「協同組合」であり、「その土地の人々が生きていくために必要な機能」なんですね。

だんだんと日本が経済発展していくうち、その地域ごとにいろいろな機能が作られてきたんですが、
じゃあ、その機能が今現在、すべて活性化されているのかというと、そうではないと言われています。

全ての昨日の棚卸を行い、筋肉質化を図るというのが、
今のJAさんの課題であり、外部からも今後の方向性として注目されている点だと思っています。

また、2019年4月24日、
【JAが中央会、農林中金と連携して、「農家対応力の強化」「販売力の強化」「産地づくりの支援」などを本格化していく方針を掲げた】

という内容の記事が日本農業新聞の一面を飾りました。

これは1つの方向性だと思っています。」


JA東京中央とは

冨樫
「次に、私の方から「JA東京中央」についてお話をさせていただきます。

世田谷区・杉並区・大田区にある6つの農協が合併し誕生したのがJA東京中央です。

“「農」をもとに、組合員・地域のみなさまとふれあいを深め、地域社会への貢献を目指します” を基本理念として、様々な活動をしています。

活動の一部を紹介すると、ベテランの農家さんが若手に技術を継承する「野菜塾」のサポートや、農業体験や収穫体験のPR、議員会館に出向き、議員さんに都市農業についてご理解いただき支援をお願いする活動や、遠方に行けない高齢者の方々に野菜を届けるため銀行で野菜を売る農福連携などを行っております。

今あげたのはどれも「農業」というなりわいを成り立たせるために必要不可欠な「畑」「生産者」「消費者」という3つの要素をしっかりと機能、発展させるための活動です。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、今現在、信用共済の事業が私たちの経営基盤になっています。ここから出た利益で販売事業や都市農業を守る活動を行っています。

しかし、今まで信用事業で基盤をつくってきましたが、世の中の流れが変わっていく中で、金融の事業だけでは今後生き残っていけなくなっていくと考えています。」


「農業が無ければ、我々の存在意義はなくなる」という理念をぶらさない

冨樫
「そこで、経済事業の基盤もしっかりと作ることで、地域社会の貢献、農業を発展させていくことを目指そうとしています。

その手段となる大きな事業の一つとして、ファーマーズマーケットの運営があります。

ファーマーズマーケットとは、正組合員さんが作った地元産の農産物を販売する直売所で、JA東京中央が運営している店舗は千歳烏山、二子玉川、荻窪の3店舗。

地場産の新鮮で安全な野菜を売り、地域住民に地場野菜の価値を伝えることを理念としています。

まず、現状をお話しすると、農業をしている正組合員の方は、皆がみんな農業で食べているのかというと、そうではありません。ほとんどの方が、不動産収入がメインなんですね。

だから私たちも、今まではファーマーズマーケットで野菜が売れ残っても「生活に困るわけじゃないんだし、いいんじゃないですか」という姿勢だったんです。不動産収入と比べたら、野菜の売上はひとつ100円、200円の世界ですからね。

ですので、ファーマーズマーケットの客数や売上も、平成26年から徐々に下がってしまっています。普通の株式会社であれば、撤退するところだと思います。

しかし、やはり我々JAは、根幹である
「農業がなければ、我々の存在意義はなくなる」
という理念をぶらしてはいけない、と強く感じています。」


「自分が作ったものが売れる喜び」が、未来につながる

さらに冨樫さんは、一見「農作物を売ることに積極的ではない」ように思える、不動産収入がメインの農家さんも、実は自分の作る青果に強いこだわりがあることを教えてくれました。

冨樫
「ファーマーズマーケットの青果は、売れ残った場合、生産者さんが自分で持ち帰る仕組みになっているんですが、自分の作った青果が売れ残ると、みなさん「トマト売れなかったな、なんで売れ残っちゃったんだろう」と寂しそうな顔をして帰っていくんですね。

以前は、生活に困ってるわけじゃないし……、と何となく流していたんですが、長く生産者さんと付き合っていると、「自分の野菜を売りたい、食べてもらいたい」という気持ちが全くない人なんていない。むしろ、すごく強いということが分かったんです。

やっぱりJAの職員として、それが100円、200円でもいいから売れるようにしてあげて、
「農業って楽しいな」とか、ご自身の職業や肩書に「不動産業」ではなく、
しっかり「農業」と書いていただけるような環境にしてかなきゃいけないと思いました。そういった思いで、少し前からファーマーズマーケットの立て直しを本格的にやらせていただいています。

今までは利益を考えず、「生産者のために」という思いだけでやっていたんです。

でも、商品が売れれば、利益が出る。
利益が出れば、新たにビニールハウスを建てるなど、生産者さんに還元することができる。

それは、生産者さんの大きなモチベーションになり、そういったことの積み重ねが、次のステップや次世代につながっていくと思うんです」


JA東京中央とアグリゲートの業務提携のきっかけ

冨樫
「そんな時、左今代表と出会い、心を動かされました。その理由は、とてもシンプルです。

「あの八百屋さんでこんなに利益が出るんだ!」という部分への、純粋な興味ですね。

左今さんに、「どうしてできるんですか」と疑問を投げかけたところから、一緒にやっていこうという流れになり、業務提携が実現したという形になります。

これからはアグリゲートさんにご協力いただき、販売事業の健全化を図っていきます。つまり、しっかり販売事業として利益を産むことのできるサステイナブルな店舗経営を目指していくということです。

また、アグリゲートさんが生産から流通、販売まで一貫で行うSPF事業に取り組んでいるということもあり、農産物のブランディングやノウハウの共有など、色々と一緒にやりたいことが出てきたので、それを正式に提携内容として明文化しています」

左今
「私たちも、外部からの人間の体でアドバイスだけするというよりは、もっと中まで入り込みたかったので、スーパーバイザーレベルのアグリゲートの社員をJA東京中央さんに出向させていただき、オペレーション・人材マネジメント含めて一緒にやらせていただいています。」


ファーマーズマーケットの魅力

そんな多くの可能性を秘めたアグリゲートとJA東京中央さんのファーマーズマーケット運営。

冨樫
「ファーマーズマーケットでは、生産者さんが自分で野菜を納めに来るほか、毎日担当の生産者さんがお店について、野菜の知識や食べ方、生産にあたってのストーリーや、裏話を聞くことができます。

これは、他の八百屋さん、スーパーさん等ではなかなか出来ない経験かと思います。

また、地元の生産者さんに継続して商品を出していただけるように、店舗に利益を出し、持続的に運営するということを意識できる方や、JA東京中央の多々ある事業との、横の繋がりを大切にできる方にやりがいを持って取り組んでいただけると思います」

ファーマーズマーケットのリピーターが感じている魅力:「地場産の新鮮な野菜」

第二部は、ご来場のみなさんからの質問を受け付けながらのフリートークセッションでした。学生の方や、飲食店で働かれている方など、いろいろな方からご質問をいただきました。

その中で、「ファーマーズマーケットのリピーターさんは、どういうところに魅力を感じているのか?」という質問への回答が印象に残りました。

今回は、その回答をご紹介し、レポートを締めくくりたいと思います。

左今
「旬八青果店を例に出して言うと、お店に来てくれるほとんどのお客さんって、店舗の位置から半径800メートル以内で活動している方なんですよね。それより遠くからご来店いただくというのは、なかなか見込めないんです。

でも、ファーマーズマーケットは「地場産の野菜」を扱っていて、例えば、朝採れのすごく新鮮なタケノコを買うためなら、800mより遠くのお客さんが来てくれる。

これがファーマーズマーケットの大きな強みであり、楽しいところだと思います」

冨樫
「そうなんですよ。キュウリなんて、採れたてのものはイボが刺さって痛いくらいで、キュウリで香り? と思われるかもしれませんが、香りがすっごく良いんですよ。食感も、もう、全然違う。

あと、これからの季節だと、とうもろこしと枝豆は別格です!

この味を知ってくれているお客さんは、朝から並んで買いに来てくれるんです。

単純に、こんな地場の野菜の味を、より多くの人に知ってもらいたい。そして、都市農業は必要なものだと認知してもらうために、精力的に活動していこうと思っています。」


今回は、食農業界に少しでもご興味いただいている方に、JA東京中央さんをはじめ、「JA」という組織についてより多くの方に知っていただきたく、このようなセミナーを開催させていただきました。

JA東京中央さんの取り組みや魅力はまだまだ語りきれておりません!

次回以降も、このようなイベントを企画・開催させていただけばと思っています!

ほんのすこしでもご興味を持たれた方は、ぜひ、一度キャリアのお考え含めてお話ししましょう!皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!

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