こんにちは、activo採用担当です。
今回は、activoでデザインマネージャーを務める阿部さんにインタビューしました。
「時短正社員」という働き方を選びながら、チームをリードし、プロダクトの上流から関わっている阿部さん。少人数チームだからこそ感じるやりがいや、参画に至った経緯を伺いました。
activoやデザイナーの仕事に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
時短正社員という選択、その背景とリアル
小規模だからこそできるチーム運営
activoとの縁は副業から。心境の変化で本格参画へ
アイデアをすぐに形にできるやりがい
デザイナーとして考えるAIとの付き合い方
activoだからこそできること
今後の展望と理想のチーム像
応募を検討している方へ
時短正社員という選択、その背景とリアル
ー採用担当者:まずは現在の働き方について教えてください。
阿部さん:私は週32時間の時短正社員として働いています。もともと地元でフリーマガジン編集部を長年運営していて、まちづくりの活動に関わったりもしていて、フルタイムとの両立が難しかったんです。だから、これまでの職場でも「時短勤務ができること」を条件にしてきました。
ー採用担当者:どのようにスケジュールを組んでいるんですか?
阿部さん:週5日で1日の稼働時間を短くすることもあれば、週4日にして休みの日をフリーマガジンの取材にあてることもあります。activoは特に制約が少なくとても柔軟に働かせてもらっているので、ありがたいです。
ー採用担当者:時短勤務で特に意識していることはありますか?
阿部さん:時短にするからには一定のパフォーマンスを発揮しなければ、という意識は常に持つようにしています。時間が限られているからこそ「今日はこれをやり切る」という日々の意志が大事です。あとはマネージャーとして、メンバーが迷わず進められるように現場を整えるというところは徹底しています。
小規模だからこそできるチーム運営
ー採用担当者:activoのチーム運営について教えてください。
阿部さん:開発はスクラムをベースにしています。毎週プランニングをしてスプリントを回し、1週間ごとに振り返りとリファインメントを行うサイクルです。タスクやバックログはNotion、日々のやりとりはSlack。小さな組織だからこそシンプルな仕組みで回っています。
ー採用担当者:チームの雰囲気はどんな感じですか?
阿部さん:提案の起点はプロダクトマネージャーやデザイナーが多いですが、設計段階からエンジニアと一緒に要件をすり合わせたり、PJによってはエンジニア主体で動かすものもあります。「デザイナーが仕様を決めて、エンジニアが作る」ではなく、「どう作るのがベストか」を一緒に考えるようにしています。おかげで手戻りも少なく、効率的にリリースできていると思います。チーム全員でプロダクトを作っている感覚が強いですね。
activoとの縁は副業から。心境の変化で本格参画へ
ー採用担当者:activoに入社したきっかけは何でしたか?
阿部さん:最初は小澤さん(代表)からスカウトをいただいたのがきっかけです。ただ、当時は転職の意向がなかったのでその旨を伝えたところ、「副業で関わりませんか?」と声をかけていただいて。デザインアドバイザーとして、ジュニアデザイナーのメンターや、プロジェクトの上流整理のお手伝いなどをしていました。
そのうち、副業だと「今の稼働時間だけでは十分にサポートしきれない…」と感じるようになって。本業が忙しくなって副業を続けるのが難しくなったとき、「activoとのつながりが切れるのは惜しい」と思ったんです。もともと地域のまちづくり活動に関わってきた背景から、 activoというプロダクトのことはとても良いなと思っていました。また、ユーザーインタビューを積極的に取り入れ、プロダクトのコンセプトや方針決定に活かしてゆくのを副業時代からサポートしてきたので、そうしたユーザーに向き合う価値観が現場にあることは大きな魅力だと思っていました。「もっと力になりたい」と思い、本格参画したい旨をお伝えしました。
【図:ユーザーリサーチ結果は「toitta」というサービスを使って効率的に分析・構造化しています】
ー採用担当者:実際に入社してみて、ギャップはありましたか?
阿部さん:副業で関わっていたこともあり、大きなギャップはありませんでした。良い意味で意外だったのは、面接の時に小澤さんが本音で話す機会を設けてくださったことでしょうか。これまでの職場では、どこか「取り繕わなければ」であったり、ある意味打算的な考え方が染み付いていたところがあったので・・・ちゃんと本音で話そう、という姿勢が伝わってきたのは印象的でした。
アイデアをすぐに形にできるやりがい
ー採用担当者:入社してからやりがいを感じるのはどんなときですか?
阿部さん:一番はリリースサイクルの速さですね。アイデアを小さく形にして、すぐにユーザーに触ってもらえる。その反応を見ながら改善していけるのは、activoならではの魅力です。
これまでの現場では、せっかく作ったものが社内調整で止まってしまったり、お蔵入りになることもありました。activoは「まず試してみよう」が当たり前なので、試行錯誤を通じてプロダクトが前進していくのを実感できます。
ー採用担当者:印象に残っている施策はありますか?
阿部さん:AIを活用した要約表示のA/Bテストです。activoのボランティア募集は書き手がNPOや非営利セクターの方々なので、すごく情熱的だったり意欲的だったりして、 どうしても文章が長くなりがちなんです。だけど個人ユーザーがスマホで見ると、どこを読めばいいのかわからなかったり、伝えたいポイントがぼやけてしまったり。
そこで、ここを見てもらえたら応募しやすくなるんじゃないかっていう項目をいくつか選定し、その内容が募集ページ内に書かれていればAIで自動抽出し、見やすい位置に要約を表示するようにしました。結果、想定以上に応募率に貢献したんです。書き手の負担を減らしながら、いかに応募率を上げていくかっていうところは、今後AIがすごく活躍してくれそうでワクワクしますね。
デザイナーとして考えるAIとの付き合い方
ー採用担当者:最近気になっているテーマはありますか?
阿部さん:やっぱりAIとの付き合い方です。activoでも生成AIを積極的に活用しています。
ただ、AIが進化したからといってデザイナーの役割がなくなるわけではないと思っています。むしろ、人の感情や文脈をどう読み取り、どう表現すれば伝わるかという部分はこれからもっと重要になってゆくはずです。UXデザインは「人の行動をどう変えるか」が本質。そこはAIには任せられない領域です。
ー採用担当者:AIを取り入れることで働き方は変わりましたか?
阿部さん:大きく変わりました。特にプロトタイプ作りとデータ分析です。Figmaで作ったUIをClaude Codeにコード化してもらい、操作可能な形でユーザビリティテストができるようになったのは大きな変化です。以前はfigmaのモックでできることは限られていましたが、今は開発が必要な機能を盛り込んだプロトタイプで実際に触ってもらえる。検証の精度が格段に上がりました。
データ分析も、前はエンジニアにSQLを書いてもらって抽出していましたが、今はDevinやChat GPTに相談しながら自分で書けるようになり、振り返りのスピードが速くなりました。もちろん間違いが出ることもあるので、試行錯誤は必要になるのですが…それでも、エンジニアの手を借りなくてよくなったのは大きいです。改善サイクルがスムーズになり、前より質の高い振り返りができています。
activoだからこそできること
ー採用担当者:activoという環境だからこそできていることはありますか?
阿部さん:少人数のIT企業というと「すごく忙しそう」と思われる方も多いと思います。でも、activoは普通のベンチャー企業とは違っていて、「ゼブラ企業」という考え方に基づいているんです。短期的な急成長による売上利益の最大化を目的にするんじゃなくて、社会課題を解決することを事業目的に据えて、長期目線で価値を大きくしていく。ステークホルダー全員にとっていい形を目指す、幸せな状態にしていくっていう考え方なんです。
私はこれまでバリバリのITベンチャーに在籍してきた人間なので、実は最初は少し違和感があったんです。activoってなんでこんな落ち着いた感じなんだろう、みたいな。でも、ゼブラ企業の考え方を知ってストンと腹落ちしたというか、めっちゃかっこいいなって今は思っています。無理な資金調達や組織拡大をしなくても、activoは黒字経営で安定していますし、だからこそプロダクトの本質に真正面から向き合える環境があるのだと思います。
今後の展望と理想のチーム像
ー採用担当者:今後、どんな現場にしていきたいですか?
阿部さん:これまで、主に募集ページ作成の体験向上や応募率の改善に力を入れてきました。その過程で、個人ユーザー・団体ユーザーそれぞれにユーザーインタビューを行った結果、「応募受付・応募者対応」まわりの課題感・困りごとが大きいことが分かりました。これは今後のプロダクト戦略とも重なる部分なので、これまでの延長線ではなく新たな価値を生み出す形に再構築するようなやり方にもチャレンジする予定です。今後はボランティア活動の運営そのものをもっと楽にできるようにしたい。なので、今後SaaSとしての価値を広げてゆく方向性にとてもやりがいを感じています。
そのためには、ユーザー課題を起点に今の形にとらわれずに新しい価値を積み上げていくチャレンジの風土が必要なのかなと思っています。失敗を恐れずにMVPを出して、ユーザーの反応を見ながら進めていける現場にしたいですね。
また、デザインマネージャーとして、メンバーの意見をもっと引き出しやすい雰囲気づくりにも貢献したいです。ユーザーインタビューや分析の場にも色んなメンバーが参加できるようにして、チーム全体で学びを共有する。そんな文化を育てていきたいと思っています。
応募を検討している方へ
ー採用担当者:最後に、応募を検討しているデザイナーの方にメッセージをお願いします。
阿部さん:activoは「プロダクトファースト」で動ける現場です。代表の小澤さん自身がエンジニア出身で、「プロダクト愛」を掲げていて、それが文化として根付いていて、みんなが自然にユーザーに向き合っています。
「社内調整に追われてデザインに集中できない」と感じている人や、「もっとユーザーの声をプロダクトに反映させたい」と思っている人には、ぴったりの環境だと思います。
フットワーク軽く挑戦したい人。チームで議論しながら成長したい人。新しい技術も取り入れながら、ユーザー体験に真正面から向き合いたい人。そんな仲間に来ていただけたらとても嬉しいです。
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