こんにちは。アクロビジョン人事の田中です。
今回は社員インタビューとして開発エンジニアのKoujiさんにお話を伺いましたので、その内容をお届けできればと思います。
株式会社テクノードが制作し、登録者数15万人を突破した戦略SLG(シミュレーションゲーム)『政剣マニフェスティア』に企画提案から携わったKoujiさん。今回はそんなKoujiさんに『政剣マニフェスティア』制作の裏側、そして仕事に対する姿勢についてお話しを伺いました。
Mizuho:今回はインタビューにご対応いただきありがとうございました。まずはKoujiさん自身についてお伺いしたいと思っています。中途採用で2013年にアクロビジョンに入社されたと思いますが、前職では何をされていたんですか?
Kouji:前職ではインフラエンジニアとしてLinux OSの運用・保守作業をしていました。でも働いている中で、どうしても学生の頃の「ゲームを作りたい」という夢が忘れられず転職活動をしていて、アクロビジョンへ入社するに至りました。
Mizuho:前職はインフラエンジニアだったんですね。現在アクロビジョンではゲーム開発のエンジニアとして働いていると思いますが、全く違う業務へのチャレンジは大変ではなかったですか?
Kouji:プロジェクト立ち上げからの開発経験が無かったので、大変ではありました。分からないことは会社の福利厚生を利用するなどしてひたすら勉強しましたね。一番大事なのは、自分の書いたコードを何度も見直すことでしょうか。プログラミングは、スポーツと同じで一回やればうまくなるものではありませんから。一生懸命分析してレビューをする。そのあと分からないことがあれば本を読み、それを書く。やりっぱなしにしないことが大事だと感じました。
Mizuho:なるほど、「やりっぱなしにしない」というのは、エンジニアだけではなくどの職種にも共通して言える大切なことですね。話しは変わって、入社から3年目でゲームの企画からプロジェクトに参画をされたと思います。今回の『政剣マニフェスティア』を企画したきっかけはどんなことだったんでしょうか?
Kouji:常駐先の会社で、面白いゲームの企画を募集していたのがきっかけでした。ゲームがずっと好きだったこともあり、いつも企画に関して考えを巡らせていて、「こんなゲームを作りたい、こんなゲームなら絶対人気になる」っていうものが自分の中では見えていたんですね。なので、これはチャンスだと思い二日間で企画書を作成して提出しました。そうして企画が通ったのが、試行錯誤しながら進める昔ながらのゲームの楽しさを盛り込んだ『政剣マニフェスティア』です。
Mizuho:自分の「やりたい」が叶った瞬間ですね。このプロジェクトでは何を担当なされたのでしょうか?
Kouji:ソースコード部分の担当から、キャラクターの原案まで……。何でもやりましたね。こちらのゲームは6人前後のプロジェクトで、一般的なソーシャルゲーム開発の半分程度のスタッフだったので、基本的に人が足りませんでした。なので「プログラマーはプログラム専業」という形にはなりません。知らないことをやらなきゃいけないですからね。具体的には、ターゲットの市場調査なども独自で調べていました。下手にKPIなどのデータに振り回されると、つまらない単純なゲームになるので、プラットフォームのメインターゲット層の情報が集まる匿名掲示板やSNSを見てデータを収集していました。そんな感じで1年半ほど、開発をしていました。
Mizuho:その試行錯誤の1年半の結果が実った瞬間はすごい達成感ですよね。そんなKoujiさんが仕事をする上で大切にしていることはどんなことですか?
Kouji:「目的」ですかね。それさえ正しければ大概の事はどうにかなる。私の本プロジェクトでの目的は、今巷に溢れているゲームでは満足できないユーザーに楽しんで貰うということでした。だから、自分たちにしかできない、今この世界にないゲームをつくる。それを目指して制作していました。新しい道を切り開きたいなと思っています。かっこよく言うと、それが私の「夢」であり、「希望」ですかね。
Mizuho:素敵な夢ですね。そのうえで今後やっていきたい事は何ですか?また、皆さんにアドバイスがあればお聞かせください。
Kouji:今後もずっとゲーム業界に携わりたいと思っています。正直、やりたいことがあっても、お金と人は大手じゃないと集まりません。しかし、少人数の会社であれば、意見が通ったり、兼任でいろいろ任される事があります。実績が無い方でも中小企業であれば実力次第でチャンスが掴めます。そこでの実績をもとに大手での活躍の場を作り、さらに大きなことを成し遂げる。アクロビジョンはそれができる会社だと思います。なのでその土台の上でいろいろとチャレンジしていきたいと思いますし、皆さんにもチャレンジしてほしいと思っています。
親切に答えてくださったKoujiさん、ありがとうございました。ゲームへの熱い思い、そしてユーザーへの配慮を忘れないその姿勢からは多くの事を学ばせて頂きました。アクロビジョンは社員のチャレンジを応援する会社で今後もあり続けたいと思います。