アパレル販売からキャリアをスタートし、ラグジュアリーブランドでの接客、そしてEC領域へ。
約10年間ファッション業界で経験を積んできた前田祐希さんが、次のキャリアとして選んだのは、インフルエンサーマーケティングの世界でした。
「これまでのキャリアを上に積み上げるのか、それとも横に広げるのか。すごく悩みました」
33歳という年齢も、決断に大きく影響したと言います。
それでも最後に選んだのは、自分が「ワクワクする方」。
なぜ、これまで経験を積んできた領域から、新しい挑戦へと踏み出したのか。
A Inc.への入社を決めた理由から、実際に働いて感じたこと、そしてこれから挑戦したいことまで聞きました。
ファッション業界で約10年。販売からECへと広がったキャリア
——まず、これまでのキャリアについて教えてください。
新卒ではアパレル企業に入社して、店舗での販売からスタートしました。
もともとファッションが好きで、就職活動でも「自分がワクワクできる仕事かどうか」を大切にしていたんです。
販売の仕事では、商品を提案するだけではなく、お客様との関係をつくることの面白さを学びました。
その後は、もっと高いレベルの接客を経験したいと思って、ラグジュアリーブランドへ転職しました。
——そこからECの仕事に進まれたんですよね。
はい。
店舗で働く中で、オンラインと店舗がもっと連携できたら、ブランドにとってもお客様にとっても良いのではないかと感じるようになったんです。
それでECに興味を持ち、未経験から転職しました。
ECの会社では約5年間、サイトの運用や進行管理、クライアントとのやり取りなど、幅広い仕事を経験しました。
社長と私の2人だけの会社だったので、自分の担当領域を限定せず、本当にいろいろなことを任せてもらいました。
——そこから、もう一度転職を考えたのはなぜですか?
仕事は楽しかったですし、クライアントの方々にも恵まれていました。
ただ、少人数だからこそ、自分がやりたいと思ったことがあっても、なかなか手が回らないこともあって。
それに、自分で考えて仕事を進める経験は積めた一方で、他の人と意見を交わしながら学ぶ機会は限られていました。
もっといろいろな人と働いて、自分の視野を広げたい。
そう思うようになったことが、転職を考えたきっかけでした。
A Inc.との出会い。「経験を生かすか、新しいことに挑戦するか」
——A Inc.とは、どんなきっかけで出会ったんですか?
知人から紹介していただいたのがきっかけです。
最初から正社員としての入社を考えていたわけではなくて、業務委託という形も含めてお話をしていました。
それまでずっとECの仕事をしてきたので、インフルエンサーマーケティングは新しい領域でした。
でも、マーケティングについてもっと学びたいという気持ちは強かったんです。
——他の会社も検討されていたんですよね。
はい。かなり悩みました。
もう一つ検討していたのは、これまでのEC経験をそのまま生かして、さらにキャリアを深めていける環境でした。
経験を積み上げていくという意味では、すごく魅力的だったんです。
一方で、A Inc.に入れば、今まで経験してこなかったインフルエンサーマーケティングを学べる。
どちらにも良さがあって、簡単には決められませんでした。
「上に積み上げるか、横に広げるか」。33歳で選んだ答え
——その2つの選択肢を、どう考えていたんですか?
自分の中では、テトリスみたいなイメージだったんです(笑)。
これまでのEC経験を生かして次の会社に行けば、今まで積み上げてきたものの上に、さらに経験を重ねていける。
でも、A Inc.に行くと、今までの経験の上に積むというより、横に新しいものを並べていくような感覚だったんです。
キャリアを縦に積み上げるのか、横に広げるのか。
どちらがいいんだろうと、本当に悩みました。
——年齢のことも考えたと話していましたよね。
はい。当時33歳だったので、そこも大きかったです。
新しい領域に未経験で挑戦するなら、今が一つのタイミングなのかもしれないと思いました。
これから年齢を重ねていけば、今までの経験を求められる機会は増えていくと思うんです。
そう考えたときに、まったく新しいことを学ぶ選択をするなら、今なのかなと。
もちろん、何歳でも挑戦はできると思います。
でも、自分のキャリアを考えたときには、すごく大きな分岐点に感じていました。
——最終的に、A Inc.を選んだ理由は?
やっぱり、ワクワクする方に行きたいと思ったからです。
これまでの経験を積み上げる選択も、きっと間違いではなかったと思います。
でも、新しいことを学んで、自分のできることが増えていく方に、よりワクワクしている自分がいたんです。
それで、A Inc.に入社することを決めました。
「一般道から高速道路へ」。入社前に感じていた不安
——入社する前、不安はありましたか?
めちゃくちゃありました(笑)。
特に不安だったのは、仕事のスピードについていけるかということです。
それまでの環境と比べると、A Inc.はかなりスピード感がある会社だと聞いていたので。
自分の中では、今まで一般道を走っていたのに、いきなり高速道路に入るような感覚でした。
ちゃんと流れに乗れるのかな、という不安がありましたね。
——実際に入社してみて、どうでしたか?
最初は、やっぱり速いなと思いました(笑)。
自分ももっとアクセルを踏まないといけないな、という感覚があって。
入社前に想像していたスピード感とのギャップは、実際にありました。
ただ、少しずつ慣れてきましたね。
入社して7ヶ月ほど経った今は、仕事の進め方もわかってきて、以前よりずっと落ち着いて取り組めるようになったと思います。
「これだけは絶対に伝えたい」。A Inc.の人たちが持つ、当たり前の優しさ
——7ヶ月働いてみて、A Inc.の良さを一つ挙げるなら何ですか?
これは絶対にインタビューに入れてほしいんですけど、本当に皆さん、いい人なんです。
単に仲が良いということではなくて、忙しくても自分の不機嫌さを周りに出さないんですよね。
——そこが印象的だったんですね。
はい。これまでいろいろな環境で働いてきたので、なおさら感じるのかもしれません。
仕事をしていると、忙しいときもあるし、余裕がないときもあるじゃないですか。
でも、それを周りの人にぶつけたり、あからさまに嫌な態度を取ったりする人がいないんです。
いわゆる「不機嫌ハラスメント」みたいなものを感じないというか。
——具体的には、どういう場面で感じますか?
例えば、わからないことがあって質問したときです。
同じことを何度聞いてしまっても、嫌な顔をせずに答えてくれるんです。
忙しいときには「少し待ってください」と言われることもありますけど、それでも時間をつくって、ちゃんと教えてくれる。
その場で手を止めて答えてくれることもあれば、後で時間を取って説明してくれることもあります。
それって、当たり前のようで、なかなかできることではないと思うんです。
皆さん、本当に人として成熟しているなと感じます。
もちろん、一人ひとりの人柄もあると思います。
でも、そういう人たちが集まって、自然とそういう雰囲気ができていること自体が、A Inc.のすごく良いところだと思います。
本当に、いい会社だなと思っています。
ECでの経験があるからこそ感じた、マーケティングの面白さと難しさ
——今は、どんな仕事を担当しているんですか?
主にファッション領域のインフルエンサーマーケティングを担当しています。
ブランドの商品をインフルエンサーの方に紹介していただく施策などで、企画やディレクションに関わっています。
——これまでのECの仕事とは、かなり違いますか?
違いますね。
ECの仕事をしていたときは、売上に直接つながることを考える機会が多かったんです。
どうしたら商品を欲しいと思ってもらえるか。
どんな情報を伝えれば、購入につながるか。
そういう視点で仕事をしていました。
でも、インフルエンサーマーケティングでは、必ずしもすぐに売上につなげることだけが目的ではないんですよね。
そのブランドを、どんなイメージで知ってもらいたいのか。
どんな世界観を伝えたいのか。
そこを考えることが、すごく重要なんだと感じています。
——考え方を切り替えるのは大変でしたか?
大変でした。
最初は、もっと直接的に購入につながる施策をやった方がいいんじゃないかと思うこともあって。
でも、ブランドの世界観を大切にするなら、あまり広告っぽく見せすぎない方がいい場合もある。
ECでは商品の魅力や購入のきっかけをどう伝えるかを考えていましたが、今はブランドそのものをどう理解してもらうかを考える。
同じマーケティングでも、こんなに視点が違うんだなと感じています。
ブランドの世界観を、インフルエンサーと一緒につくる
——印象に残っている案件はありますか?
ファッションブランドの案件で、インフルエンサーの方に全身のコーディネートを組んでいただく施策が印象に残っています。
クライアントからは、スポーティーな印象だけではなく、もう少しファッション性のある見せ方をしたいというご要望がありました。
そこで、どんなインフルエンサーの方にお願いするかというところから、撮影するシーンやコーディネートの見せ方まで、かなり細かく考えました。
——特に工夫したのは、どんなところですか?
ブランドが伝えたいイメージを、どうやってインフルエンサーの方に表現していただくか、というところです。
こちらから細かく指定しすぎると、どうしても広告っぽくなってしまう。
でも、何も伝えなければ、ブランドが求めている世界観と違ってしまうかもしれない。
そのバランスを考えるのが難しかったです。
企画の意図を伝える資料をつくったり、インフルエンサーの方とコミュニケーションを取ったりしながら、どうしたら自然にブランドの魅力が伝わるかを考えました。
ちょうど仕事に慣れてきた頃の案件だったので、自分なりに工夫しながら取り組めた実感がありました。
その後、次のご依頼もいただけたので、うれしかったですね。
認知を広げるだけではなく、売上にもつながる仕事がしたい
——これからA Inc.で、どんなことに挑戦していきたいですか?
ブランドの認知を広げるだけではなくて、その先の売上にもつながる仕事ができるようになりたいです。
クライアントがマーケティングに取り組む背景には、ブランドを成長させたいという想いがあると思うんです。
だからこそ、ブランドの魅力や世界観を伝えることはもちろん、その先にある成果まで考えられるようになりたい。
認知を広げることと、売上につなげること。その両方の視点を持って、クライアントの事業成長に貢献できる人になりたいです。
——これまでのEC経験も生かせそうですね。
そうですね。
ECで学んだ、どうしたら商品を買いたいと思ってもらえるかという視点と、今学んでいる、どうしたらブランドを好きになってもらえるかという視点。
その両方を持てるようになったら、できることがもっと増えると思っています。
まずは自分自身のスキルをしっかり身につけて、経験を積んでいきたいです。
そして、いつか自分が学んできたことを、次に入ってくる人たちにも伝えられるようになれたらいいなと思っています。
これまでの経験を大切にしながら、新しい挑戦を
販売の現場で、お客様との信頼関係を築くことを学んだ。
ECの仕事で、商品を届け、売上につなげることを学んだ。
そして今、A Inc.で、ブランドの価値や世界観を伝えるインフルエンサーマーケティングに挑戦している前田さん。
一見すると違う仕事に見えるかもしれません。
でも、どの仕事にも共通しているのは、商品やブランドの魅力を理解し、それを誰かに届けたいという想いです。
33歳で新しい領域に飛び込むことには、不安もありました。
それでも、これまでの経験を手放すのではなく、その横に新しい経験を積み重ねる道を選びました。
A Inc.では、これまでのキャリアや経験を生かしながら、新しいことに挑戦したい仲間を募集しています。
今まで積み上げてきたものを大切にしながら、さらに自分の可能性を広げていきたい方。
次のキャリアを考えるとき、少しでも「ワクワクする」と感じる選択肢があるなら。
ぜひ一度、私たちとお話ししてみませんか。