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なぜ、ぼくがアブログをやってるのか

当社の設立は2014年9月9日(大安&スーパームーン)なのですが、アブログの活動は2010年7月まで遡ります。この記事を書いている現在で、すでにほぼ丸7年もずっとアブログをやってるのです。

なんで、そんなにアブログにこだわるの?

こんな感じの質問、何回も何回も聞かれました。その時その時で、僕なりの回答を伝えてきたのですが、今回、改めてアブログ合同会社を設立するまでを振り返りながら、「なぜ、ぼくがアブログをやってるのか」を綴らせてください。

勤務していた留学エージェントが倒産(2010年7月)

やっぱり原点はここになります。留学カウンセラーとして4年ほど勤務していた留学エージェントが突然倒産しました。ある日、会社のCEOと弁護士がオフィスにやってきて「明日から出勤しないでください。この会社は破産手続きに入ります。皆さんは1週間自宅待機の後、解雇になります。」と言われました。

解雇された社員たちは、次の3つのうちのいずれかの道に進んでいきました。①留学カウンセラーとして他社に転職する、②全く別業種に転職する、③留学エージェントを立ち上げる

そして、僕は3つのどれでもない道を選択しました。それは「今回のような倒産が二度と起きない仕組みを作ること」でした。

ただ僕は、いち留学エージェントの立場である限り、仕組みから変えることはできないと考えました。だって、どこの留学エージェントも言います、「当社は安心です」と。倒産したエージェントも言ってました「うちは大丈夫です」って。

だから、僕がやるべきことは「安心できる留学エージェントを作ること」ではなく「どの留学エージェントが安心なのか判断できる環境を作ること」だと考えました。

それがのちに、当社の理念である「留学の情報格差を解消する」となります。

無職で一人でひたすら開発する(2010年8月〜2011年7月)

留学の情報格差を解消するために、みんなの留学経験を集めるウェブサービスを考えました。実際に留学した人たちの体験を知ることができれば、どの学校が自分に合うか、どの留学エージェントが信頼できるか、そもそもエージェントが必要か不要か、全て解決できると考えました。

そこで当然システム開発が必要になるのですが、、、僕は20歳の時に一度起業をしていて、その時にシステム会社に200万円近い金額で外注して逃げられる経験をしてます。その経験から、今度は自分でプログラミングを勉強して開発しようと決めました。

・・・とは言っても、文系出身の元営業マンの僕にとって初めてのプログラミングです。今振り返ると、この段階で相当な年月が必要な道を僕は選択していました。平日は家にこもってひたすらググりながら開発をし、週末はプログラマーの友達に会いに行って、事前に準備した分からないことリストで質問攻め、そしてまた家にこもって開発・・・という日々を過ごし、半年後になんとかアブログをリリースします。

しかし、当時やりたかった口コミ投稿機能などはとても開発できず、留学経験者がブログやTwitterを登録する、というサービスが当時の僕の力の限界でした。


(↑最初にリリースしたアブログ)

ITベンチャー起業で働きながら開発する(2011年8月〜2013年7月)

1年間の無職生活で貯金も底をつき、ITベンチャー企業に就職します。当時はアブログをビジネスとしてやりたい!というコダワリはなく、運営者としてサービスを続けられたら十分と考えていました。なので、貯金がなくなった段階で就職するのは自然な流れでした。

ITベンチャー時代も、平日の夜や週末を使ってアブログの開発を続けました。ひたすら世界中の都市と学校をデータベース化する、という地味で苦行のような日々を過ごします。この時に作った40,000を越える都市データ、13,000校の学校データが、今のアブログの根幹になっています。

無職で二人でひたすら開発する(2013年8月〜2014年8月)

そして、ITベンチャー企業を退職します。と言っても、当時はアブログをするために退職した訳ではなかったのです。ここで退職理由を書き出すと主旨がズレてしまうので、気になる人は直接聞いてください!(安心してください、円満退職です!)

とりあえず辞めてから次のことを考えようと思っていました。しかし、当然、時間ができたのでアブログします。もう既にライフワークになっていたので。

ただ、今回の無職は前と決定的に違うことがあります。それは、二人で開発していたのです!!その相方が現在のCTOです。そして、CTOの加勢によって、当初に構想していた理想のサービスを開発することが一気に現実的になりました。気がついたら僕はまた一年間、無職のまま開発だけしていました。

アブログを法人化する(2014年9月〜)

やりたかったサービスの実現が現実味をおび、このまま法人化してやっていきたいと考えるようになりました。そして東京都の創業補助金の採択を受け、2014年9月9日、アブログ合同会社を設立し、今の口コミ投稿などができるサービスにリニューアルをしました。

そうなんです、ここまでで既に4年経っているのです。今の時点から見ても、まだ折り返しです。ここからが、いよいよアブログの本番です。


・・・この後にも、まだまだお伝えしたいストーリーが続きます。弁護士がメンバーになってくれたこと、僕に理念の大切さを教えてくれた人との出会い、インターン生がたくさんできて助けてくれたこと、などなど。本当にたくさんのエピソードがあります。

サービス面でも、メディアの立ち上げや、留学におけるオンライン予約サービスのリリースなど、ずっと走り続けてます。全ては倒産の時に描いた「今回のような倒産が二度と起きない仕組みを作ること」に必要なサービスだと確信を持って作っています。

そうそう、それで「なぜ、ぼくがアブログをやってるのか」の答えですね。

まず大前提として、僕は「留学の情報格差を解消する」という課題を解決したい。

そうしないと、僕の中で、あの倒産経験を消化できないから。消化できない限り、自分の中で次をやることはできないから。

そして、僕が誰よりも一番上手にこの課題を解決する揺るぎない自信があります。

けれど、僕はまだ道半ばにいます。課題解決のために、まだまだたくさんの人のお力添えが必要です。こんな僕に、こんなアブログに、少しでも興味を持ってもらえたら、ぜひ一度お話しましょう!アブログの続きのストーリーにアナタも登場人物として加わってください!

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