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「アクシデントをチャンスに」私が採用のプロを目指す理由

◆プロフィール◆
坪田奈摘(つぼた・なつみ)
2021年8月にThinkingsへ中途入社。
Thinkingsの採用担当として、新卒・中途採用全般を担当。
大手人材のマイナビに新卒入社し2年勤務後、テーマパークのユニバーサル・スタジオ・ジャパンで採用担当として4年、広告・メディア会社の採用担当を経て、現在に至る。

キーワードは「おせっかいやき」×「好きなこと」

実は大学生時代は、中学の社会科教師を目指していました。
もともと「おせっかいやき」な性格で。困っている人とかにおせっかいをやくことに達成感があって。
それと歴史が好きで、大学では西洋史を学んでいました。オーストリア・ハンガリー二重帝国が第一次世界大戦に突入するまで(サラエボ事件の前まで)が専門です。
おせっかいな性格×好きな歴史を仕事にと考えた時に、社会の教師がいいんじゃないかと思って、地元である愛知県の教員を目指すことにしました。


運命を変えた「トンカツ」と「祖父母のお手伝い」

教員採用試験の当日に、母がはりきって朝食に出してくれたトンカツ(=勝つ)で、お腹が痛くなってしまって・・・なんとか試験会場にたどり着いたものの、時間の関係で試験を受けられず。それで教員のプロフェッショナルを目指す教職大学院に進学しました。

すると在学中に、関西に住む祖父母が体調を崩してしまいまして。両親は愛知で働いていたこともあり、同じく関西に住む学生の自分が、半年間休学してお手伝いをすることにしました。
その期間は、改めて自分について考える時間にもなりました。これまで一直線で教師を目指してきたけれど、立ち止まって自分の性格や考え方を見つめ直してみたら、実はいきなり教師になるのは違うんじゃないかと。学校しか知らずに、世界のことなんてわからないだろうと。


院休学からの新卒就活へ

そして祖父母が元気になってきた頃、復学はせず就職しようと決意しました。
自分の性格上「おせっかいやき」は変わらずだったので、それを社会教育という形でできたらいいなと、漠然と考えていました。そこで、就職先紹介サービス機関のキャリア相談に行ったら、人材や求人を扱うところがいいねとアドバイスをもらって。それで人材系に絞って就活をスタートしました。
アドバイザーの方には、すぐに働き始められるから!と中途入社を勧められたのですが、自分としては「同期たちと一緒に社会人スタートしたい」という気持ちが強かったので、新卒入社を目指し、就活を進めることにしました。

就活では、自分は口がうまいところがあるので、一次・二次面接はよく通過してたんですが、有頂天になって絞って進めていた会社の最終面接に、ポンポンと連続で落ちてしまって。その時はすごく凹んじゃいましたね。そこで初めて、親に就活していることを打ち明けたんです。決まってから言おうと思っていたのですが、ちゃんと話したら少し肩の荷がおりて。そこから頑張ろう!と、もう一度受け直して、マイナビと他にいくつか内定をもらうことができ、マイナビに入社することにしました。
マイナビは企業規模、広く人のキャリアに関われる、メディアをたくさん持つ会社という点が決め手でした。学校という狭いエリアにモヤモヤしていた自分にとっては、社会的に広く発信していくことができそうなところに惹かれましたね。
そんなこんなで「就職決まったんで、やめます!」と言って、大学院を中退することになりました。


新卒入社で「何でも屋」として活躍

4月に新卒として入社しました。9割方は営業になるとと聞いていて、営業になるつもりで入社したら、まさかの内勤ポジションの配属になってびっくりしました。300人くらい同期がいたのに、自分は一人配属ポジションで・・・なんでやねん!って思ったんですけど、意外と仕事は面白くて。
営業や制作のサポートとして、予算管理もやればチラシも作るし、商品を考えたり、中途入社の教育もやるというチームで、いわゆる「何でも屋」でした。「おせっかいやき」の性格がそのまま活かせて、いろんな問い合わせが来てとにかく手伝う、様々な仕事をしていくのが、性格的にあっていたと思います。
特に楽しかったのは研修担当ですね。ちょうど所属の事業部に毎月10人ほど入社があったのですが、その方々の研修について、コンテンツや登壇者を考えたりとか、ポータルを変えて配信したりするのが楽しかったです。


結婚のための転職から人事のプロを目指すことに

関西にいた時から付き合っていた人と結婚することになり。マイナビでは東京配属になってしまって、遠距離恋愛だったんです。関西への異動希望を出していたものの、難しいと言われてしまって。仕事は楽しかったのですが、お相手から懇願されたこともあって・・・関西で新たな仕事にチャレンジするのもありかな~と思い、入社から2年経ったタイミングでマイナビを退職しました。

それと、「何でも屋」はすごく楽しかったんですが、会社のことは詳しくなれるものの、何か専門の知識が身につく感じではなかったこともあって。せっかくの機会なので、自分はこれ!って言える、専門的な職種を見つけたいと思いました。「おせっかいやき」なのもあって、人との距離が近く直接対話ができるような仕事、研修や人事の専門家の方を目指そうかと。そこで社内の研修担当とか、未経験でもOKな採用担当のポジションをひたすら探しては受けました。業界は一切こだわらず、転職活動でいろんな会社を知れて、楽しかったですね。


未経験で有名テーマパークの採用担当へ

そして関西の会社であるユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に、新卒採用担当(特にマーケティング職採用)として入社しました。実質私がほぼ一人で、マーケティング部の上長やメンバーと協業して採用を進めていくスタイルでした。採用・マーケティングいずれも「未経験」での挑戦でしたが、すごく勉強させていただきました。マーケティングのフレームワークにあわせて採用していく形で、採用の組み立てにおいても、マーケティングのやり方を教えてもらえましたし、すごくおもしろかったですね。300人くらいの学生さんの前で講演させてもらうなど、貴重な体験をさせてもらえて、本当にありがたかったです。

ちなみに、関西に転職して結婚するはずが、今度はなんとお相手が東京転勤になってしまい。また仕事を辞めてついてきてほしいと言われたのですが、さすがにもう「人にキャリアを委ねちゃだめだ!」と思い。ごめん、仕事をとるわ!と、結婚をお断りするはこびとなりました・・・(笑)


30歳、採用担当からその先を目指しての転職

採用担当として働くうちに、採用についてもっと幅広く、できることを増やしたいという思いが強くなってきました。ただUSJはすごく好きだったので、その中で経験を広げていくか、はたまた転職して採用自体を極めてやっていくか、どうしようか・・・と悩みまして。その時ちょうど30歳になる年で、自分が「経験を買える」という意味での転職の時期としては、ラストチャンスなんじゃないか、って思ったんですよね。
考えた末に、採用の戦略を立てる部分から携わっていきたい!ということで、環境を変えてチャレンジしてみようと、4年勤めたUSJから転職することにしました。

転職先を決めるポイントは、採用ができる点と、会社規模が大きくないという点、そして実際に採用戦略を立てたり、他部署の職種やマネージャーにも接触しながら、採用全般を経験していけるという環境で、業界は不問で探しました。
ちょうどコロナの時期だったので、業務が落ち着いていたことと、オンラインで関西から東京の会社を受けることができて、働きながらでも就活しやすかったですね。
それで、上記のポイントがマッチした東京のメディア運営会社へ転職しました。前任の担当者が辞めたばかりで一から人事を立ち上げる形に近いから大変だと思うけど頑張ってほしい、と言ってもらえ、チャレンジできておもしろそう!と思って決めました。


アクシデントから・・・Thinkingsとの運命的な出会い

ところが・・・転職後、半年のタイミングで会社に思わぬアクシデントがあり、採用自体を当面ストップすることになってしまいました。当時の上司からも、「元々坪田さんがやりたいと考えていたことができなくなってしまうかもしれない」と、率直に話してもらったこともあり。改めて、採用ができる会社へ転職することにしました。

ちなみに、USJ時代にsonar ATSを使っていて、その次の会社でも新卒用に新しくATSを入れたいということで、ちょうど営業の島田さんと商談中で。sonar ATSはすごくいいサービスだな~って思ってたんです。そんな時に、エージェントから「Thinkingsっていう会社があるよ」って紹介されて、「sonar ATSの会社やん!!」って飛びつきました。
それで、クライアントとして島田さんとsonar ATSの商談をしつつ、応募者としてThinkingsの面接を受けていました。もちろん、当時の島田さんはつゆ知らずで、後からびっくりされてました(笑)


初めての「ここしかない」!!!感覚

Thinkingsの選考を受けた時、初めて「ここしかない」って、思ったんですよ。
これまでは業界問わず、採用がやれたら他は問わないですって言ってたんですけど。こういう働き方が好きとか、こういう形で社会に貢献していくのが好きとか、選考で瀧澤さんや吉田さんと話せば話すほど、ピースがばばばってハマって。従来までのような、「受かったところで頑張ろう」っていうのではなく、「もうここしかない!!!」っていう、初めての感覚でした。

なにより、sonar ATSだったら、自分が明日から営業になったとしても「いいプロダクトです!!」って胸を張って売れるなって思っているので、そこで採用やれるのはすごく幸せだなと。
このタイミングでThinkingsに出会えて、今でも本当にラッキーだったと思っています。


Thinkingsに入ってから

採用担当としての仕事はもちろんですが、新しい視点でsonar ATSをさわれるのがおもしろいなと思っています。
採用って営業とかと違って、直接的に利益を生み出す部門ではないので、社内であまり重要視されていないところも多いんですよね。でも、当社の場合、基本の考えが「採用を良くしていく」ことなので、ただ採用するだけではなく、自社の採用について仕組み化して、外へ発信したり、プロダクトへ活かしたり、色々できると思うんです。

ただ、採用においては、以前の会社ではネームバリューで募集できたところ、Thinkingsはまだまだ知名度が高くないので、もっと自分の広報力、メディア力をつけなきゃ!と思っています。それで、これまではやってこなかったTwitterやInstragramなど、SNSの世界に飛び込みました。これまで写真すらも撮りたがらなかったのが、今は顔出しでSNSをやってますので・・・これもまたすごい人生の転機ですね(笑)


これからやっていきたいこと

Thinkingsはすごくいい会社だと思っているので、手前味噌な感じですけど、ささる人ってきっとたくさんいると思うんですよね。地に足ついた感じのベンチャーなので、チャレンジしたいけど、よくあるキラキラベンチャーは性格的に合わない・・・そういうタイプの人にすごくささると思っていて。そんな方々に気づいてもらって、選んでもらえる会社になりたいなと考えています。
それと、せっかく人事にいるので、外の応募者から選ばれるだけじゃなくて、中のメンバーからも選ばれ続ける会社にしていきたいです。みんなで会社を良くしつつ、より好きになっていくような形を創れたらいいなぁと。

ちなみに将来のキャリアゴールは、「おばあちゃんの知恵袋」です。具体的にどうやるかっていうのは、まだまだ考えられていないのですが。人に一方的に教えるとか押し付けるようなのではなくて、困った時に「この人に聞いたらいいな~」みたいに、頼りにしてもらえるような、人柄と幅広い知識を持ちたいですね。


読んでくださったあなたへ

私は腹痛で教員試験を受けられなかったり、院を中退したり、結婚のために仕事辞めたりと、外的要因でとりあえずその場その場で考えるような感じのキャリアを歩んできましたが・・・ありがたいことに、最終的に今はうまくやれています。
こんな私でもなんとかやってこられているので、読んでいただいているご自身はもっとちゃんとやれていると、自信を持ってもらえたらなと。ちゃんと自分がやれるだけのことをやっていたら、その先にきっとよいものが出てくると思うので。安心してください。
そして、もし皆さんご自身のやりたいことやその過程、目指す先にThinkingsがあれば嬉しいです。応援しています!


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