1
/
5

builderscon tokyo 2017 で登壇してきた話

みなさま、はじめまして。Supership アドバンストデータ事業本部CTO の宇都宮と申します。前回のレポートにもありましたように builderscon tokyo 2017 において「検索サービス開発が絶対に面白いと思う理由」という内容で登壇させていただきました。本稿では登壇した立場からレポートをまとめてみました。

タイトルを決定した経緯

buildersconは「知らなかった、を聞く」をテーマとした技術を愛する全てのギーク達のお祭りですと主催者様から定義されている通り「知らなかった、を聞く」にフォーカスされています。

  1. 弊社Supership がどんな会社でどんな事業を展開してどのようにサービスを開発しているか
  2. 検索技術を事業として展開しているインターネット企業は少ない
  3. 表立って検索サービス開発について語られる機会を見かけない

以上の点から今回の内容について発表する事は「知らなかった、を聞く」に値するのではないかと考えました。

登壇内容

Outline

  1. 筆者の検索サービス開発への携わり
  2. インターネットへのアクセスデバイスがスマホシフトし検索に起きた事
  3. その結果スマホ世界で課題が発生し、Supership ではその課題を解決するソリューションS4 を開発している事
  4. ネットでノウハウなど見かける事ができるマッチングアルゴリズムは重要な要素であるが検索サービス開発はそれだけで成立しない事
  5. 検索サービス開発が成立する要素を9つに分類してご紹介
  6. その分類した成立要素の中から個人的に面白いと思う技術と理由を3つ選択しご紹介

Overview

  1. マッチングアルゴリズムと並ぶ重大要素となるランキングアルゴリズムの設計
    1. ニュース検索を事例にランキングアルゴリズムの考え方をご紹介
    2. ニュース検索のランキングアルゴリズムを組み立てる素性(記事の鮮度と注目度)を事例からご紹介
    3. 事例を元にランキングアルゴリズムの設計の面白さをご紹介
  2. データ解析
    1. 検索キーワードは入力したユーザが知りたいコト、モノそのものであるがその欲求の背景を探る事が重要
    2. 実際のデータから時系列データから可視化するとその欲求の背景が一目瞭然になった事例紹介
    3. 事例を元にデータ解析の面白さをご紹介
  3. システム設計
    1. サービスの品質担保と安定運用にはキャパシティプランニングが重要
    2. FE, MW, BE と各階層のおける重要な基準選定などをご紹介
    3. 事例を元にシステム設計の面白さをご紹介

以上駆け足となりましたが、「知らなかった」事に少しでも興味を抱いてもらえるよう簡素に内容をまとめてみました。

登壇後すぐに広報担当と発表内容がどのような捉え方をされていたかTwitter で確認してみました。





発表を聞いてくださった方々に何かしらの興味関心を提供できた事を確認できて安心できました。

builderscon について

過去YAPC に一度しか参加した事がない身分でしたが、プログラミング言語に隔たりなく多様な技術と自社での開発に転用できそうなノウハウが聴けるカンファレンスで楽しかったです。会場設備、運営スタッフの方々の対応などもここまで充実しているカンファレンスにはなかなかお目にかかれないのではないでしょうか。あと会場で延々と動画再生されていた PEPABOHEADZ さんの RAP が同じくヘッズである私から見ても最高でした。

以下登壇で使用した資料と資料内でご紹介した分析基盤に関する資料を共有致します。

登壇資料

Appendix


まとめ

今回の発表では私個人が面白いと感じる検索サービス開発の要素についてお伝えしましたがその他にもサービス成立のためやるべき事が山ほど存在し、その要素1つ1つがとても奥深いものばかりです。

また資料に何度も登場していますが検索はアプリケーションであり、サービスであり、ソリューションであり、メディアでもありビジネスに直結する稀有な存在です。

世の中に存在する検索機能を便利にしたい、その想いと共に取り組む事で自他共に様々な種類の利益を享受できるようになりたい、興味があるという方がおられましたら是非弊社採用情報をご一読ください。

Supership's job postings
8 Likes
8 Likes

Weekly ranking

Show other rankings