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「金なし、時間なし、体力なし」時代に乗っていたピストバイクが創業のきっかけに!自転車乗りの会社ができるまで【社長インタビュー前編】

自転車乗りの会社、自転車乗りばかりで運営している会社、自転車創業です。

私たちは、「自転車好きの仲間を増やしたい」と考えていて、インタビューの投稿をはじめることにしました。第1弾は、社長の中島に、いろいろ聞いてみたいと思います。

中島さん、よろしくお願いします!

早速ですが、自転車創業を立ち上げるまでの創業ストーリーを伺いたいです。

簡単でいいので、これまでの略歴から伺っていいですか?

【中島】慶應義塾大学卒業後、メーカー、人材系ベンチャー、ITベンチャーの3社で法人営業からキャリアをスタートして、営業部門での管理職、新規サービスの立ち上げなどを行い、2010年12月に僕にとって1度目の起業をしました。この会社では、ソーシャルメディアやオウンドメディアの企画運営を受託で受けていました。当時、一緒に創業した仲間がいたのですが、僕とその仲間の二人の共通点や強みが「IT×リクルーティング」だったことやSNSの台頭から当時、「ソーシャルリクルーティング」という言葉が出てきた頃で、各企業が人材採用にSNSやブログを活用していく走りの頃だったので、みんながまだ手探りのところにいまならいち早く入れること、自分たちの優位性も考えて、その領域の受託の事業をはじめました。

実は、2010年の会社立ち上げ時、もともとメディア運営の受託をやりたかったわけではなくて、当時から自社サービスをやりたいと僕は思っていたんですよね。当時、起業準備中のときから僕は、何か「自転車」のことでやれないかな〜と漠然に思っていました。しかし、当時の自分たちでは、形にならなかったというか、形にできなかった。結局、メディア運営の受託の仕事をしながら、どうにか自社サービスを立ち上げたいともがいていました。当時のパートナーであった経営ボードの仲間とは、何度も自社サービスとして何をするか、真剣に意見をぶつけ合っていたし、2、3回は、自社サービスを小さく初めてみたこともありました。でも、その事業の種をうまく育てることができなかったんですよね。

このときの失敗の過程の中で、僕自身が強く感じたことは、新しい事業を創るには、自分の中での強烈な現体験が大事だということでした。この頃の僕は、「金なし、時間なし、体力なし」だったので、ピストバイクで日々移動していました(笑)そのときに感じた問題のひとつだったのが、駐輪場問題でした。毎日、通勤や打ち合わせ、商談にピストバイクで移動していた僕は、当時、「駐輪場がいつもなくて本当不便。お金をケチっているわけではなくて、駐輪場がないからその辺に止めていただけなのに撤去される。これは問題でしょ」って思ったんですよね。そこで、「遊休スペースを活用して駐輪場問題を解決したい」と思い立ったのが、いまの自転車創業を立ち上げる僕の最初のサービス原案でした。

そして、2013年の夏に、遊休スペースを活用した駐輪場サービス(いまのPEDAL Restの原案)でKDDI∞Labo5期に採択され、2013年11月に株式会社自転車創業を設立しました。

いまは、2回目の起業になりますが、もともと学生時代から起業したいと思っていたのですか?

【中島】いや、実は、学生時代は、音楽が好きでクラブカルチャーが好きで、ずっとクラブで遊んでいましたね(笑) DJをしたり、オーガナイザーをやったりしていました。なので、新卒の頃の就活は、DJや音楽が好きということから、「DJっしょ、クラブカルチャーでしょ」というノリで音楽機材のメーカーに入りました。

しかし、就職してから将来のことを考えず就活を終えてしまったことやこの先のやりたいことや目標がない自分にこのままじゃいけないと強く感じたことがあって、第2新卒としてもう一度自分の将来ややりたいことを見据えて就職しようと考えたんですよね。それで、第2新卒で人材系のベンチャー企業に転職しました。父親が会計士で独立していたのもあって、起業は身近ではあったこともあり、その頃、かなり漠然とした形ではあるのですが、将来は起業しようと思い始めていました。

人材業界に数年いましたが、人材ビジネスは面白いと感じることもありましたが、数年勤めた頃にリーマンショックが起き、業界全体や所属していた会社自体がすごく大変で、景気変動型ビジネスだと痛感しました。その点ITは、そのような時代背景でもデジタル化・IT化が進み、テクノロジー進化が凄まじかった。この先もずっとIT業界は必要とされていくだろうなと感じ、近い将来、IT業界での起業を前提に考え、Web系の会社に転職しました。この頃には、1、2年後の起業を視野に入れてましたね。

【後編に続く】

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