新卒で入社。英語が実践的に生かせる職場を求めて
ーー新卒で入社された若佐谷さんですが、大学では何を学んでいたのですか?
外語大で英語を専攻しました。小学生のときから習っていたこともあり、英語が得意だったんです。大学に入ってから留学をしてみたいなと考えていたのですが、途中からコロナ禍になってしまって…。3、4年生のときにはリモート授業になって英語を使う機会が減ってしまったので、最初は英語で仕事をすることにも不安がありました。
ーー最初から英語を使った仕事をしたいと思っていたんですか?
そうです。就職活動をしたときも英語を生かせる仕事に絞って探していました。
ーーそんな中、NTKJに行き着いたんですね。
NTKJは就活サイトで目に留まった会社のひとつでした。英語を使うポジションがあるということで説明会に参加してみたら、社長がとにかくやさしそうで(笑)。それで工場見学にも行ってみると、現場の方たちも本当にみなさんやさしかったんです。社内の一体感と、世界各国と取引があるということにも惹かれました。国内外から様々なオーダーがきて、それが“難題”であったとしても試行錯誤しながらお客様の期待に応えてきたというお話を聞いて、きっとやりがいのある職場なんだろうなと。
ーー仕事に対して求めるものは人それぞれ違うと思いますが、若佐谷さんにとってやりがいというのは大事な要素なんですね。
そうですね。
光学はニッチでも、NTKJのレンズは暮らしの中にあるもの
ーー“光学”と聞いてニッチな世界をイメージする人もいると思うのですが、そこに新卒で飛び込むということに不安はなかったんですか?
入社前は不安がなかったわけでもありません。でも実際入社してみるとプラスチックレンズが本当に身近な場面で使われているんだということが分かって、親近感がわいたというか。レンズ単体として考えるとマニアックな世界だと思われるかもしれませんが、その使われ方は私たちの暮らしに密着しているので、そんなにマニアックな世界でもないのかなという気がしています。
ーー入社して1年が経ちますが、振り返ってみてどうですか?
入社後一ヶ月ぐらいは期待と不安が入り混じっていたのですが、事務所の方々が常に気にかけてくれて、積極的にお話しする機会を設けてくれたので自然と打ち解けることができました。仕事面では最初は簡単な書類作成から徐々に慣らしていった後、貿易関係だけでなく技術営業としての対応もやらせていただくようになりました。初めて自分自身の署名でメールを送って、取引先から私の名前宛にメールがくるようになったときはすごく嬉しかったですね。今は海外だけでなく、国内営業の第一窓口も担わせてもらっています。
ーークライアントの要望にあわせてカスタムメイドするというスタイルのNTKJの技術営業を担うとなると、専門的な知識が必要な場面も多くありますよね。どのように向き合ってきましたか?
そもそも光学は全く知識のない分野だったので、入社してから日々勉強させてもらっています。レンズの使用方法や機能、NTKJの技術、そういった情報をすべてお客様にお伝えできるようにということを目標に先輩方から教わりながら学んでいるところです。先輩に相談すると、聞いたことの100倍以上の言葉ですごく丁寧に解説してくれるので、本当に尊敬しています。
グローバル企業から発注が届く郊外の小さな会社。ギャップがモチベーションに
ーーNTKJには最先端のテクノロジーを担うような案件であったり、詳細こそ明かせないものの名だたるグローバル企業から依頼が舞い込んでくると思いますが、郊外にある小規模な職場でありながら、取引先はトップオブザトップというギャップはどう感じていますか?
入社したての頃は、こんなビックネームの企業から依頼が!? っていう驚きが大きかったですね。みなさんどうやってうちの会社を見つけてくるんだろうって(笑)。今はプレッシャーもありますが、期待に応えたい、成功させたいっていう気持ちが大きいです。それが会社全体としてもいいモチベーションになっていると思います。
ーー今年の1月にはサンフランシスコで行われた展示会にも参加されたと伺っています。入社1年目で海外出張というのは、一般的にはなかなか巡ってこないチャンスですよね。
話が出たときは、素直に驚きでした。以前、国内の展示会に参加させてもらったことがあったのですが、先輩たちがお客様とお話ししている場面を見ていて、自分には絶対にできないって思っていましたし、しかもそれをさらに海外でできるのかなと、かなりプレッシャーはありましたが、参加してみたいという気持ちが強かったので、猛勉強しました。結果、全然追いついてはいなかったんですけれど(笑)。
ーー海外展示会のデビュー戦はいかがでした?
3日間で75組ほどのお客様がいらっしゃった中で、勉強してきたことを発揮できた場面もあったのですが、お客様が取り組んでいる光学的な課題に話が及ぶとお手上げだったので先輩や社長に助けていただいて。先輩には「2回目3回目と参加して今後できるようになればいいんだよって」と慰めていただきました(笑)。
ーー印象に残っているお客様とのやりとりはありましたか?
展示会に参加する前にお問い合わせをいただいていたお客様が、ブースに足を運んで製品のスペックを確認しに来てくださったことですかね。海外のお客様だと基本メールのやり取りで、WEB会議も時差の関係でなかったりするので、実際にお客様に会えたことがとても嬉しくて。私自身の課題としてまだまだ勉強不足なところもありましたが、とても満足できた出張でした。
こんな人におすすめしたい! NTKJでの仕事について
ーー入社一年目という目線から、どんな人にNTKJを勧めたいですか?
好奇心旺盛な人や向上心が高い人にはすごく向いている職場だと思います。仕事に真剣に向き合って実績を残していければチャレンジングな仕事も任せてもらえますし、私が入社一年目という立場で海外出張に行かせてもらえたように大きなチャンスを手にすることも可能です。実際私は1年を通して成長できたなと自分でも思えたので、成長したいとか、やりがいを感じたいという人にお勧めしたいですね。
ーー最後に、若佐谷さんにとってのNTKJで働く醍醐味を教えてください。
少数精鋭だからこそ、ラボ&ファクトリー、みんなが一体となって商品をつくっているという実感が持てることでしょうか。営業部でも生産現場に顔を出したり、検査部門の方とやりとりしたり部署間の壁がないので、社員同士のコミュニケーションが円滑なんです。だからこそお客様のご要望に応えられるようなレンズを生み出すことができるのかなと思っています。