学生起業経験者が語る、起業家に必要な心構えとスキルとは

学生起業を経験し、現在はMicoworksのCSOを務める石井大樹さん。

「就活は経験していない」と語る彼のリアルな起業経験談とは。

起業を目指す若者へ、経営者の目線で物事を見るために必要な資質をお伝えします。

石井大樹さん経歴

神戸市出身

2010年4月:関西学院大学人間福祉学部社会起業学科入学

2012年3月:在学中に、株式会社AIWISHを起業

2018年10月:digmee株式会社(現:Micoworks株式会社)CMO就任

現在:Micoworks株式会社CSO

学生起業家の軌跡

学生起業を経験されている石井さんですが、起業当初は何をされていたんですか。

起業したのは、大学2年生の春休み。

最初は関西学院大学向けのサイト運営、Twitterでの情報発信からスタートしたんよ。

当時はmixiからTwitterにユーザーがちょうど移行している段階。

「これは近々Twitterの波が来るぞ」と思って情報発信の手段として強化したら、関学生でいうと4人に1人がフォロワーというところまで成長して。

自分の大学で上手くいったから、各大学ごとにアカウントを広げたり、ツイッターのノウハウを提供したりして、提携先を増やしていった。

自分だけの力ではなく、運用できる人を外部含めて増やすことで、関西の大学生を囲い込むネットワークを作ってみたんよね。

その結果、提携先を含めて、合計10万人のフォロワーを獲得できた。



フォロワー10万人!今から考えても、すごい数字ですね......!

そこからはメディア運営で得た「学生のフォロワーが多い」という強みを活かして、学生向けのマーケティングやプロモーションを手がけるようになって。

「どうやったらもっと多くの学生を集客できるか」をプロモーションのアドバイスをメイン業務としていたんだけど、その最中に顧客から「学生の採用にも困ってる」という話を聞くことがすごく多かった。

顧客からのニーズが強かったことから、採用コンサルを始めて、次第に会社の主軸になっていったという経緯やね。

企業からの学生の採用ニーズがとても強くて「これだけお願いされるのなら仕事になるな」と思い採用コンサルを始めることにした。


そうなんですか!最初から採用コンサルを提供しよう、と決めていたわけではないんですね。

そう!

起業当初、今みたいにインターンもなく、本当に全くスキルもない自分に何ができるかを考えたときに、まずは「おっさんよりも学生のことをよく知っている」というのだけは勝てる自信があった。

当時はまだまだ視野が狭くて、そういう発想しかできなかったのもあるんやけど(笑)。


そもそも起業をしようと考え始めたのはいつ頃からですか?

社長になりたい気持ちは昔からあったよ。

俺がまだ小さいとき、親父が会社の社長をやっていて、その頃は世間一般からみても裕福な暮らしができていて。

その後、会社を畳むことになって普通の暮らしに戻ったんやけど、

生活水準の落差を感じて「お金ってあるに越したことないな」と幼心に感じたなあ。

だから「将来はお金持ちになろう」と決意した。

子どもの頃に知ってたお金持ちになれそうな職業はたったの3つで、弁護士かスポーツ選手か社長。視野が狭すぎ(笑)。

弁護士は法律を覚えるのは無理だし、スポーツもプロになるのは難しいなと判断して、残った選択肢が社長だった(笑)。



それで社長の道を選ぶなんて大胆ですね(笑)

最終学歴が高卒で、小学生の算数の宿題を教えられないような父親でも、社長になったらあんなに稼げるんだなって驚いた(笑)。

祖父も自営業で商売をしていたこともあって、社長になることへの心理的ハードルはそれほど高くなく、一番イメージできるものだったってのはあるね。


幼少期から社長になる思いを抱いていたのですね。それでは、大学生のうちに起業へと踏み切ったきっかけは何でしょうか。

起業した直接のきっかけになったのは、東日本大震災。

小さい頃に阪神淡路大震災も経験したこともあって「何かしなきゃ」と感じて大学の友達と募金活動をやってたんよ。

最終的に8人で80万円を集めて、パンクのしない車椅子を40台寄贈することができたし「目標としてたことはできたかな」と達成感を得られた。

そんな中で、大企業の社長が100億円を募金したニュースを偶然見て「自分って無力だなあ」ってそこで痛感した。

ようやく80万円を集めた自分たちと、ぽんと100億出せる社長。

しっかり利益を出している会社の社長の方が圧倒的に世の中のためになってるなって。

ビジネスの世界で力をつけて世の中に貢献することに憧れて「今すぐ社長になろう」と踏み出すきっかけになった。


学生時代から、それだけのお金を集めてどうすれば役に立てるか考え、行動に移す。募金活動を通じてなされたことは、被災者の方へのお力に十分なっていると思いますが、それでも無力さを感じたというのは石井さんらしいですね。


大学2年生で起業された石井さんは、卒業前に就活をするか、今の会社を続けるか迷いはありましたか。

大学2年生の時に起業してたから、就活が本格的に始まるまでには1年間の猶予があったんよね。

就活の時期までに新卒程度の自分の給料を稼げなければ就職しようと決めて、その間は全力で取り組もうと。そして1年後、自分で決めた基準はクリアできたから会社の経営をそのまま続けることにしたよ。


なるほど、ご自身できちんと線引きをした上で、会社の経営を続ける道を選ばれたのですね。お話を聞いていて、掲げた目標にコミットして達成する力が強く、それでも満足しない姿勢を貫かれているのを感じます。幼少期から社長になる思いを抱かれていたこともあり、起業家になるべくしてなったという感じですね......!!


〜インタビュー中の一コマ〜

ちなみに、石井さんは現在Twitter・Instagramの合計フォロワー6万人以上のインフルエンサーでもあるんですよね。

Instagramで「MATCHANNEL」っていう抹茶情報メディアを中心にやってるんよ。

これは、会社関係なく個人で運用しているんやけどね。


Instagramの運用を始めたきっかけは何でしょうか?

2年前ぐらいかな、今流行ってるインスタの拡散方法も学びたいなと思って実際にアカウントを動かしてみようと。起業当初Twitterの運営をやってたこともあって、SNSには関心があったから。

最初は何個かアカウント候補があったんやけど、俺は"好きなことじゃないと続かないタイプ"やから、大好きな「抹茶」をテーマに選んだ(笑)。

目標を「抹茶をタダで食べる」に決めて投稿を続けてたな。


おお!そうして合計フォロワー6万人にまで成長させたんですね!今は抹茶はタダで食べれるんですか?

だいぶ、タダで食べれてるな(笑)。

抹茶の商品サンプルが送られてくるとか、抹茶ビュッフェへの招待とか。


羨ましいですね!さすがインフルエンサー!

どんだけしんどくても1日1回は投稿してるからな(笑)。

何に対しても目標を立てた方がいい。それから自分が好きかどうかも大事。

抹茶が好きやから続いてるけど、他のテーマだったら厳しいなって思うわ。


<石井さんが運営するMATCHANNELのアカウントはこちら→(@matchannel.pr )>


起業家として必要な3つの資質

起業を目指す若者は数多くいますが、実際に会社を立ち上げて成長させる起業家はほんの一握りです。石井さんからみて、起業家として重要な資質を3つ挙げるなら何でしょうか。

1つ目は「やり切る力」、2つ目は「人を惹きつける力」、3つ目は「素直さと自信のバランス」。この3つの要素が大切なんじゃないかな、知らんけど(笑)。



なるほど。まず1つ目の「やり切る力」が重要だと思う理由は何ですか。

最初は経営のスキルはほぼないから、基本的にすべての分野で失敗することになる。

会社を1から立ち上げてビジネスをするってむちゃくちゃ難しいし、ほぼ問題しか起こらない。でも、厳しい状況の中でも乗り越えて困難に向かってやりきっていく力がないと難しいね。


石井さんご自身は困難が立ちはだかる局面で、どのような気持ちでやり切ることができたのでしょうか。

主力事業がWebメディアの運営だった頃、Webエンジニアがいきなり辞めてしまったときはピンチやったなあ。特に小さな会社では一人欠けるだけでも大きなダメージを受けてしまう。

俺は「将来、苦労話のネタになるわ」と思いながら、やるべきことに集中して乗り越えてきたかな。そのときは、エンジニアを抱えた別会社と提携することでなんとか危機を乗り切れた。


気持ちを切り替えながら、やるべきことに集中することが重要なのですね。次に「人を惹きつける力」について教えてください。

会社を経営するにあたって、お金を調達したり、人を集めなければいけない場面はある。

そのときに、何かしら人を惹きつける魅力がないと会社はスケールしていかないよね。

俺の場合は「ザ・社長」っていうタイプではないから、自分が作ってるサービス・会社の魅力で惹きつけていた。だから、「このサービス面白いから関わりたい」「この会社成長できそう!」という人が集まってきてたかな。

「社長だったらこう振る舞うべき」という型はないから、自分自身のスタイルを見つけていいと思うよ。


石井さんはどうやって自分に合うスタイルを見つけましたか。

普段のコミュニケーションの中で、相手の反応を見ながら失敗と改善の繰り返しをすることかな。常に自問自答はしてるね。

あとは、いろんな本や実際に会った社長から様々な情報を得て、それを自分の中で吟味した上で試行錯誤しながらスタイルを作り上げていった。

自分なりの社長像を形作って、それに自分が近づけるように努力していたよ。



人を惹きつけるには、自分らしさを活かすことが大切なんですね。最後の「素直さと自信のバランス」はいかがでしょう。

能力が高い人は、自分の意見を持っている分素直じゃないことも多い。

でも経営者のプライドが高すぎると、周囲から応援もされないし、自分の目線でしか無くなるっていうのがあるから。

俺自身もどちらかと言うと自信が強いタイプ。

でも素直にならないとやっていけないなって。

自分よりできる社長からノウハウを盗み、アドバイスを受け入れるに越したことはない。

素直さを持っていた方が自分が得になるというか。

でも素直なだけでも経営者は務まらないから、考えのベースとなる判断基準を持って、その時のベストの解を自分なりに出すことは重要やね。


学生起業家から急成長ベンチャーの参謀へ

石井さんが現在CSO(Chief Strategy Officer:最高戦略責任者)を務めるMicoworks株式会社。この会社の魅力は何だと思いますか。

今のMicoworksの会社状況そのものが、魅力のひとつやね。

会社の成長段階からいうと、Micoworksで今働くのはめっちゃ面白いと思うよ。

Micoworksは、スタートアップの域を超えつつある段階。

ベンチャー企業はスケールできずに数年以内に潰れてしまうことが多いけれど、Micoworksは組織として安定してきて、さらに会社規模が拡大していく時期に差し掛かってる。

こんなに日々急成長を遂げているフェーズの会社ってなかなかないよ、特に関西だとなおさら。社員全員が一丸となって会社の業績を伸ばして、一人ひとりが成長している手応えが感じられる環境やし。
これからどんな風に会社が化けていくのかすごく楽しみやな。

それから、Micoworksで働いている人も魅力的やね。

こんなに小さな会社に入って挑戦しようとする人は、いい意味で強烈な個性を持ってる人が多い。大手企業に比べたら何の保証もないし。

チャレンジ精神旺盛で、成長意欲が強い社員が集まっているのは強みやね。



会社全体の方向性を決めていく立場として、これからMicoworksをどのような会社にしていきたいですか。

Micoworksで働いていることを社員が誇れる会社にしたい。

そのために今は評価体制、財務関係など会社の基盤となる制度を整えている最中。

「自分はこの会社で働いてるんだよ」と皆が胸を張れるようにしたいね。


それでは最後に、現在起業を考えている若者にアドバイスをお願いします。

将来起業を考えてる人は、ベンチャー企業に身を置いてノウハウを学ぶといいよ。

サービスの作り方、組織の空気感を肌で学べるから。

いざ自分が起業したときに、全くのビジネス初心者とある程度ベンチャーで働いた経験があるのでは成功確率が違う。

俺も機会があったら、まずはベンチャー企業で働いてたな。

当時の関西にはそんな環境がなかったから、すぐに起業するという方法を取るしかなかったんやけど。

ちなみに、今のMicoworksにも将来起業を視野に入れている社員やインターン生がたくさん働いているから一緒に高め合えるんじゃないかな。


起業したいなら、まずはMicoworksで修行しようということですね!

そうやね。

特に関西にいる人はMicoworksで働いたら間違いなく成長できるよ。

採用は他の会社より厳しいかもしれないけど、チャレンジャー募集してます(笑)。


起業家に必要な資質とは「やりきる力」「人を惹きつける力」「素直さと自信のバランス」の3つだとお話してくださった、石井さん。

ビジネスの中で数々の困難を乗り越え、目標を達成する中でこれらの資質を身につけてきたと語ります。

将来起業を目指す方、ビジネスで急成長したい方、

破竹の勢いで事業を拡大するMicoworks株式会社でぜひ一緒に働いてみませんか?

成長意欲の強い挑戦者からの応募を心からお待ちしています!

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