コロナ禍の中でやっていたことのひとつとして、オンラインでのワークショップキットの販売を行い、送料の除いた売上全額を医療従事者様へ寄付する、というアクションを行なっておりました。現在も絶賛販売中です。詳細はHPをご覧いただくとしまして、なんでまたこんな事をしたかをちょっとだけ書いておきます。
ちょうどこの企画をやる前は3月末から4月頭くらい、まさにコロナウイルスの感染拡大によって営業活動が難しくなり、緊急事態宣言は出る出ないと毎日マスコミがTVやネットでがなり立てている時で、ちょうどイベント業界的には年間でも大きな山場となるGW直前で、当社はもちろん、どこのイベント会社も毎日どんどんキャンセルの連絡が入ってガンガン売上が減っていく、そんな様な状況でした。何ヶ月もかけて打ち合わせやデータのやりとりを重ね、やっと実施に漕ぎ着けたイベントがどんどんキャンセルになっていく。誰のせいにも出来ませんが、ちょっとどうしようもない絶望感的なものが周囲で蔓延りつつある感じでした。
当社はこれは天災という認識でキャンセル料はいただきませんでしたが、業者さんによってはどうしても払ってくれないと困る的な考えの会社さんもあり、あるクライアントの担当者さんが【アソビスキーさんは言わなかったけど、けっこうキャンセル料払ってくれって言ってくる会社が多いんですよ】とおっしゃっていることもあり、業界全体がお通夜状態とでもいいましょうか、まあホントにものすごい状況でした。
この状況なってどう動くか、業界的に多かったのはマスクや消毒液などの販売をする会社。当社にもものすごい営業メールや電話が来ました。あとはイベント実施時の感染症対策グッズ販売。ソーシャルディスタンスPOPや飛沫防止の仕切り板、サーマルカメラの営業も多かったですね。まあ私はこういう動きをするのが絶対にイヤだったので、基本的にはこの期間は今の自分等のコンテンツを見直し、より磨きをかけて来るべきイベント再開時に最高のサービスを提供出来る様にとその準備に入っておりましたが、けっこうものすごい取引先様など周囲から心配されまして笑、ちょっとなんか発信しないと申し訳ないな、と思ったところでの企画でした。とにかくみんなと逆をいこう、みんなが売上確保を目的に本業以外を売っていくのであれば、当社は売上を全部寄付に回しちゃおう、で来るべき再開時に思い出してもらう様にしようという流れでこの様な企画を実施するに至ったわけです。
おかげさまで弊社の関係者向けの企画であったにもかかわらず、多くのご注文をいただきまして、その注文の多くに励ましのコメントをいただき、やってよかったなあ、と思っております。
A様:このような事態に素敵な企画をありがとうございます。 また機会がありましたら利用したいと思います。
B様 :大変な世の中になり、自粛で子供たちのストレスも限界のように感じていたなか楽しく過ごせるセット販売感謝しております。 そして、売上から寄付も出来るとのことで社会に貢献できることも魅力で応援させていただきたく購入させていただきました。
C様:先ほど届きました!早々に送っていただきありがとうございます😊さっそく遊び始めました!
とても喜んでいます!
こういうBtoCの業務が久しぶりで、ダイレクトに返信があるとやっぱり嬉しいです。ちなみに初回販売分の寄付ですが、国立国際医療研究センター様へ無事振り込みさせていただきました。 こちらは細々と続けておりますのでご興味あるかたはぜひご検討ください。