フォースリーの“外の人”ハヤカワ(画像左)がお送りするオフィス探訪記。後編はいよいよ現在のステキキャパオーバーなオフィスに至るまでのヒストリーに光を当てていきます。まさにローマは一日にしてならず。人に歴史あり、オフィスに変遷あり、なストーリーをご一読ください!
3軒目■明治通り沿いのオフィスビル(6F)
ハヤカワ:フロアを間借りしていた会社の移転に伴って、今度は渋谷駅寄りのオフィスビルになります。
山田:このビルに移転する直前、まだ机とか入る前に林と一緒に見学に行ったこと覚えてます。内装とかできる前だったけど、ふたりでかっこいいな、うらやましいなって(笑)。
林:そうだね。そのときの想いがいまのオフィスにつながっているね。それと自分たちに足りないものって何だろう、と正面から向き合う機会でもありましたね。
ハヤカワ:足りないもの?
林:それはアイデンティティでした。自分たちは何者なのか、ということが欠けていたんですよね。事業の面でも、組織の面でも。だから規模も大きくできなかったし、いまと比べると中途半端だった。
ハヤカワ:働いてみてオフィスの感じはどうでしたか?
山田:ここでもまだ間借りの立場なんですけど、でもリフレッシュスペースも使えたし、自販機なんかもあって、かなり快適でしたよ。林がさっき悩んでいたように会社としては一進一退みたいなところがありましたけどね。
4軒目■神泉交差点近くのオフィスビル(7F)
ハヤカワ:結局、明治通り沿いのオフィスは1年ほどで出て行かれることになるんですよね。
林:ちょうど最初からそういう契約だったんですが、タイミングよくある会社が倉庫としてつかっていた物件が余って、格安でどう?って話が舞い込んできまして。
山田:夢の単独オフィスですよ(笑)。もちろん広かったのであと2社と一緒に使っていたんですが、なにしろこれまでは借りる側だったのが、貸す側に回ったんですから。この違いは大きかったなあ。
ハヤカワ:フォースリー所有のオフィスということで、内装も結構気合い入れてましたよね。
林:そうですね、その時できる限りのことをしようと。テイストもいまのオフィスに似てるでしょ?どっちも俺がディレクションしてるんだからそうなるよね(笑)。こういうのもアレだけど、結構気に入ってたんだよね、前のオフィス。
ハヤカワ:できれば出たくなかった?
林:うーん…まあ、そうかも。でも3年半いて、最後の1年はどんどん人数も増えて、採用も上手くいき、事業も育ってきて、という感じで。
山田:満を持して青葉台へ、ですね。
現在■青葉台ヒルズ(8F)
ハヤカワ:で、ここですね。本当にいいオフィス。いつ来ても快適です。
山田:前のオフィスのときも感動したんですが、ここに至っては感無量です。本当にみんなに来てほしいと思える城ができたんだ、という達成感。そしてこれだけのオフィスに集う人たちが僕らのやってることに賛同してくれて、かつ彼らが生活できるだけの糧をこの組織で生み出せているんだ、という実感。
林:これから入社される人はここがスタートだから、ここにあるすべてのものや仕掛け、仕組みが「当たり前」になっちゃうんだよね。でも前のオフィスから知ってるメンバーは、やはり噛みしめるものがあると思う。大事なのはそういったことを伝えていくことかな。
ハヤカワ:今回の対談もそもそもそれが目的ですしね。
林:それで、ここからスタートした人はさらに上、大きな器を目指していけばいいし、そうやって人も組織も成長していくことが大事なんじゃないかと思うよね。変化を拒めば楽にはなるけど、決して楽しくないだろうし。会社としての可能性もなくなっちゃうだろうしね。常に変化せよ、を自分へのプレッシャーとして焚きつけていく感じかな、
ハヤカワ:じゃあ、このオフィスもそう遠くないうちに新しいところへ…
林:嫌だ!すごく気合いれて作ったオフィスだから、せめて4年ぐらいは出たくない(笑)
いかがでしたでしょうか、フォースリーオフィス探訪記。探訪記っていうよりもオフィス変遷振り返りになりましたね。実は紙面の都合でここには書ききれない爆笑、あるいはムネアツなエピソードがたくさんあるんですよね。フォースリーのオフィスに遊びに行った際には、ぜひそのあたりを直接聞いてみてほしいと思います。ちなみに勘のいい読者の方はお気づきかもしれませんが、フォースリーってオフィスを移るたびに階数が上がってるんです。3階→4階→6階→7階→8階ときているので、果たして次は何階になるのか。そのあたりも要チェックや!(by彦一)なポイントですよ。
(おわります)