こんにちは、101DESIGNです!
弊社VPoE石田が2024年にイチマルイチデザインへジョインし、現在まで組織改善や開発組織づくりに携わってきた取り組みについてまとめた記事のご紹介です💁♀️
目次
はじめに〜属人化からチームへ。安心して挑戦できる組織を「仕組み」でつくる
私たちはこれまで、採用ルールの整備やMVVの再整理を通じて組織の土台を少しずつ整えてきました。そして最後に着手したのが、メンバーが安心して長く働ける「持続可能な仕組みづくり」です。
これまでは、組織の雰囲気や個人の経験・努力に支えられていた部分もありましたが、組織の成長していくためには、それだけでは限界があります。
業務の進め方や判断基準が人によって違えば、ノウハウは属人化し、新しく入ったメンバーも「何を基準に動けばいいか」迷ってしまいます。また、評価においても、「何を基準に判断されるのか分からない」という不安につながりかねません。
だからこそ組織として共通の基盤を整え、誰もが迷わず安心して働ける環境をつくることを目指しました。
今回は、教育・評価・開発カルチャーの課題に対し、私たちがどのように「仕組み」で改善してきたのかをご紹介します。
「標準」がないことで生じていた3つの属人化
1. オンボーディング体制の未整備
当時は事業の成長に対して受け入れ体制が整っておらず、新メンバーへの共通のオンボーディングもありませんでした。
必要な知識や進め方は現場ごとに伝えられており、教える人によって内容や順番が異なることもありました。そのため、キャッチアップのスピードや理解度にばらつきが生まれ、新メンバーにとっても大きな負担となっていました。
2. 属人的で不透明な評価制度
評価制度も明確な基準が十分に整理されておらず、「どのような成果や行動が評価につながるのか」が見えにくい状況でした。
その結果、
- 自分の頑張りがどのように評価されているのか
- 次に何を目指せばよいのか
が分かりづらく、努力と評価の関係が見えにくいことが課題となっていました。
3. 開発カルチャーの属人化
開発現場でも、技術や運用のルールが個人の経験に依存する場面が少なくありませんでした。
共通の標準がない状態では、知見がチームの資産として蓄積されず、レビューや引き継ぎ、保守運用にも時間がかかってしまいます。また、新メンバーがプロジェクトに入る際も開発手順を一から確認する必要があり、チーム全体の生産性にも影響を与えていました。
2025年以降の取り組み:雰囲気に頼らない「仕組み化」
私たちは、メンバーが迷わず仕事に集中できる環境をつくるため、個人の裁量や「その場の雰囲気」に頼る組織から、誰もが共通の基盤の上で働ける組織への脱却を目指しました。
そのために2025年以降、これらの課題を一つずつ「仕組み」によって改善しています。
1. 各チームのオンボーディングを整備
まず取り組んだのは、新メンバーが安心して業務をスタートできる環境づくりです。
職種ごとに必要な知識や業務フロー、仕事の進め方を体系的にまとめ、教え方によるばらつきを削減。新メンバーが迷わず業務に取り組める状態を整えています。
2. ブラックボックスをなくす評価制度
次に取り組んだのが、評価制度の整備です。
職種・役割ごとのグレードを定義し、それぞれのステップで求められる成果を明文化しました。
さらに4つの評価軸を設けることで、「何を期待され、次に何を目指すべきか」をメンバー自身で把握できる仕組みに改善しました。
評価する側の感覚に頼るのではなく、メンバーが納得感を持って成長できる環境づくりを目指しています。
3. エンジニアチームの技術標準化
エンジニアチームでは、技術の属人化を防ぎ、誰もが同じ基準で開発を進められるよう、共通基盤づくりを進めています。
GitHubの運用ルールやブランチ戦略、技術スタック選定、アーキテクチャ設計、ライブラリ更新、CI/CDの標準化など、開発全体のルールや運用方法を整備。担当者が変わっても品質やプロセスを維持し、知見をチームの資産として蓄積できる環境を整えています。
もちろん全てが完成したわけではなく、現在も開発・デザインガイドラインや各種標準化を継続的に整備しながら、より良い開発体制を目指して改善を続けています。
4. AIを前提とした制作・開発スタイル
私たちは、仕組みを整えるだけでなく、その先の働き方についても日々アップデートを続けています。
近年、AI技術は急速に進化し、制作や開発の現場にも大きな変化をもたらしています。「AIを使うこと」を目的ではなく、「お客様へより良い価値を、よりスピーディに届けるためにはどう活用すべきか」という視点で活用。
デザイナーとエンジニアが職種を超えて意見を交わしながら、AIを活用した新たな制作・開発スタイルの確立に取り組んでいます。
業務の中で得られた知見やノウハウをチーム全体へ共有し、効率と品質の高いものづくりを実現するための開発カルチャーを育てています。AI活用に正解はないからこそ、一人一人が挑戦し学びを還元することで、組織全体で成長し続けられる環境を目指しています。
おわりに
2024年から進めてきた組織改革は、一度制度をつくれば終わるものではありません。MVVを見直し、情報共有のあり方を改善し、そして組織全体の共通基盤を整える。
会社も、制度も、開発カルチャーも、事業やメンバーの成長に合わせて改善し続けるものだと考えています。
メンバー一人ひとりが安心して挑戦でき、お互いに学び合いながら成長し続けられ、その積み重ねによってお客様へより良い価値を届け、常に共創していける会社を目指しています。
この「働き方改善シリーズ」では、私たちが課題と向き合いながら、より良い組織を目指して取り組んできた過程をご紹介してきました。
同じ想いで、より良い組織やサービスを一緒につくっていきたいと思ってくださる方と、いつかお会いできるのを楽しみにしています🤝
全3回にわたり、私たちの取り組みをお読みいただきありがとうございました!
こちらの記事はダイジェスト版です!
🔗詳細はnoteに掲載していますので、よければそちらもご覧くださいませ
note版:101DESIGNの働き方改善について|第3回:【制度・開発カルチャー編】
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