====プロフィール==========================================
大場 翔太
大学卒業後、新卒で㈱山口フィナンシャルグループへ入社。
法人営業担当として中小企業向けの資金調達を中心に、資金運用、債権管理、新規開拓業務を行う。
福岡、広島での勤務を経て、2020年2月より01Boosterに出向。
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突然、人生を変えた”出向”という白羽の矢
━━大場さんがご出向された経緯を教えてください。
実は元々、出向については私が決めたことではなかったんです。
まだ在職中ではありますが前職の出向には2パターンあって、希望して出向する場合と白羽の矢が立って出向するパターンです。私は後者で、本部から突然通達を受けた上長から告げられて……。正直なところ最初は01Boosterのことは全く知らなかったのです。
福岡生まれ福岡育ち、当時は広島勤務だったものの、東京での勤務経験はありません。01Boosterを一度調べたときに東京とサンフランシスコにオフィスがあると記載があり「流石に東京だよな(笑)」と一瞬不安に思った記憶があります。
━━そんな経緯があったんですね。そこから出向してみていかがでしたか。
実際に出向すること自体に不安は多少あったものの、自分の中でも当時の仕事がこなしているだけになっている感覚があったので、出向自体は好機だったかもしれません。
今でも感じますが速度感が金融とは比べ物にならないと思っています。
出勤初日もオフィスの案内や事務手続きの前に、ピッチイベントへの参加があるからといって今でもメンターをしていただいている方に連れられ、いきなりイベントに同行したのを覚えています。特に初日の出勤は広島から東京に引っ越した翌日で、生活環境も変わるなか仕事の環境も大きく変わるなと体感して、初めて出向で生きてる世界が変わることの重大さに気がつきました。右も左も分からないってこういう状態なんだと感じましたね。
銀行と違う、プロジェクトを動かしている実感
━━そんな環境の中、出向されたあと一年経過しいかがですか。
一年経ってみて振り返りになりますが、周りの方にサポートして並走していただいた前提ではありますが、「なんとかなるんだな」というのが正直なところです。出向期間は2年なのであと1年で恩返ししていこうと思います。
またこれは出向してよかったなと思うことにもなるかもしれませんが、決裁権とは別に自分の意見がアクションに対して反映されているなという感覚はありました。
銀行でも意見は反映されますが、そのエッセンスが薄いというか寄与率が低い感覚。自分自身の色みたいなのを持って、仕事をして成果に色を出せたなと思うのは01Boosterに出向してからです。
━━どう言った時にそういう経験を感じるのですか?
実際に仕事を進めていくとき、自分自身がPMになれるからかもしれないですね。
出向後もアクセラレータプログラムの運用に入らせていただきましたが、ありがたいことに新規のクライアント様への提案も経験させていただきました。チームの方などに助けていただきながら過去の資料などを元に提案を作り運良くコンペで採択されました。
最初は銀行で営業も経験したこともあり、受注したタイミングで一喜一憂していましたが、本番はそこから先でした。
受注後も会議で言ったことが本当にアクションに反映されていく。ああ、自分は本当にこのプロジェクトを主軸となって動かしているんだな。そう感じる瞬間が随所にあります。実際に本当にPMの業務も任せてもらえて、ある意味仕事に対する楽しさで興奮はするんですが、一方でふとした瞬間気がつくことがあります。このプロジェクトは自分が動かなきゃ前に進まないんだな。と。
━━実際、不安は大きかったですか?
大きかったですね。特に責任感と当事者意識は出向前と比べ物にならないくらい増しました。自ら考え、決裁を取り、それを実行まで推進する。いままでは”する”でしたが、”しなければならない”当事者として向き合うことで動詞が変わりました。。
加えてプロジェクトに必要な方のリソースは自分で確認し確保しにいく。考えるだけ、実行するだけじゃない。しっかりと道筋立てて着実に進んでいく感覚。責任も感じるのでより慎重に行こうと思うんですが、叩く石橋すら自分で作らなきゃいけない感覚なんですよ。
変化を起こすこと、それが出向後できること
━━ご出向を経験して、今後どういった活動を行っていきますか?
やりたいこと、やるべきことは今後色々ありますね。
出向元の山口銀行に対しては、自分が会社に対して01Boosterで経験した能力が直接活きてくる活動を行たいです。もっと具体的にいうと、01Boosterとも連携しながら山口銀行のアクセラレータプログラムをやったりしたいな、と。
元々、山口銀行はサーチファンドが強かったりなど、改めて出向で視野が広がって得た自社ならではの強みがあります。01Boosterのコーポレートアクセラレーターはそのリソースでスタートアップが一緒に事業創造を行う。そんな共創のためのプログラムなので、改めてそこを行っていきたいと考えています。
ただ実はあと一年、本当に近々ですがこういう挑戦をしたいというのも対01Boosterでもあります。
━━そちらどういった挑戦でしょうか?
結果論ではありますが、出向した経験は視野も広がり大変いい経験になったと考えています。だからこそ出向のあり方をベンチャー留学として何がよかったのかを言語化して、スキームも仕組み化した上でカタチにしたいなと考えています。
現在は01Booster内で別の者がサービスとして立ち上げをしていますが、この出向を経験した自分にしか言語化でないベネフィットやペインがあるなと感じています。
━━最後に改めて01Boosterで一年働いた感想などいただければと思います。
本当に01Boosterの方々と働いて感じたことは。まずは与えようとしてくれる方が多いなと感じた印象。すごい方が多いのにも関わらず全員が気さくで、フランクかつフラットに議論ができる環境はものすごいよかったです。
特にそれを感じたのは議論で必ず自分の意見を聞いていただけること。誰でも意見を言える空気は本当に嬉しいですね。
元々、私自身も長いものに巻かれてしまって会議で自分の信じる意見を貫くということはあまりなかったと思っています。しかし出向してからは意見を言っていいんだという空気もそうですし、言ってから実行までさせてもらえる。そんな環境だからこそ自分も意見を言おうという姿勢に変わることができました。
━━ありがとうございます!お疲れ様でした、インタビューは以上となります。
ありがとうございました!
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